新聞によるとこの土佐の海岸にも津波は押し寄せてきたんだと。東や西では冠水もあったとのこと。潮位が急に下がり10分後には満々に海が盛り上がっている写真が載っていた。不気味。人生は常に危険と隣り合わせ。この言葉が俄かに現実味を帯びてくる。この波動、早いよね。チリで起こったことが1日もかからずに土佐の海岸を洗うなんて。自然は意外と早いのかもしれない。光にしろ、音にしろ人が見えたり聞こえたりしてないだけで彼らはずっと早いんだ。ああ、そうかと納得すれば何だかそれほど怖くなくなった。こんなとき、不思議と芥川龍之介の「鼻」なんかを朗読で聞けば落ち着くんだ。人間のちまちました悩みや滑稽さが自然に打ち勝つ勇気を与えてくれそうで。
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