アメリカのフロリダ州オーランドは昨日と今日で世界中に知れ渡った。世界中といってもいわゆる主要国とその周辺の国々のみだろうけどこういう表現がこの場合いいん。じゃないかな。昨日は若い女性シンガーがコンサートを終えてファンサービスにサインをしてる時に変態男に銃で撃たれて死亡。犯人は自殺。犯人の人生の道連れに勝手に選ばれたなんてさぞ無念だったでしょうね。と昨日話したばかりだったのに今日はそのオーランドのナイトクラブで銃を乱射。50人が死亡、53人が負傷という大惨事。犯人は射殺。いずれも犯人は20代の若者。夢も希望もない世代。身近に武器がある恐怖。いまだにその中でアメリカ人は生きているんだと思うと宗教も文化も文明も何の役にも立ってないんだね。日本は和をもって尊しとする精神的バックボーンがしっかりしてるから豊臣秀吉の刀狩からはじまって民衆の武器の所持にはうるさい歴史があったから武器のない社会の実現が早くスムーズに出現できたのだろう。アメリカで銃がなくなる日は実現可能か。do it yourselfの国だからね。それに多民族国家でもあるわけだから。武士の社会ではない国だから。パワー信仰が強い国だから遠い遠い日になりそうだね。「折れた矢」って歴史もあるんだけど白人がセルフディフェンスと思ってる限り無理なんじゃないかな。しかし武器のない恐怖というのも分かるような気もするし今回のように向かってこられたときに防ぎようもないのもね。これは武器社会を前提とした発想だ。この論理のマジックにすぐ陥るんだよねヘミングウエイも「武器よさらば」というように平和は永遠のテーマなんだ。オバマはこの問題にどう取り組んで最後にオバマレジェンドを残すのだろう。ただテロの脅威というどこかのバカみたいに口先だけで「断固たたかう」というだけでなく具体策を示してもらいたいね。ライフル協会なんて潰さないといけない協会の一つだと思うけどね。
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