フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

野性

2014-05-15 07:23:00 | Weblog
知らなかったけど昨日農協改革案がでて農協ってすごい低税率で守られた集団だってね。それをいいことに金を農家以外からも集めてきてヘッジファンド化してウォール街でやりたい放題してるってね。こりゃTPP でやられるはずだ。農家の役に立つよりマネーゲームのほうが本題の傾向がでてるんだって。国に税金もまともに払ってないのは大企業と同じなんだって。そのしわ寄せが消費税というから笑ってしまうね。今度の改革でも低税率はそのままで下部組織だけ株式会社化してまともな税率を適用しようというもの。本末転倒じゃないかな。これじゃ日本の農家は守れない。どの組織にも「外国から守ってやるからまともな税金を払え」というのが国じゃないかなと思うけど。大きなツラしてる企業も団体も国民の税金でのすけがなかったら自分では運営できないという構図がみえてくるとたいしたことねぇなといままでの価値基準が崩れていく。いいことだと思う。これぞ野性への回帰だね。権威という実力のない価値への錯覚からおさらば。
「野性とは。空を見上げて大声で叫ぶ。世界のすべてがそこにある瞬間。野性とは。手なづけられない、縛られない、まとまらない。野性とは。大きかったり、小さかったり、でもいつだって開いている。開いた口、開いた季節、開いた扉、開いた心。」
クリスティーンバイルのこの言葉が気持ちよく胸を駆け抜ける。日本の農家は官僚や政治家や学者が考えるほど弱くない。仕組みを考えるヤツラが票と金でアタマが曇ってるだけのことだ。
コメント
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