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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

今日はアルマジロ

2012-12-27 09:15:41 | Weblog
お城の近くの原っぱになんか見たこと在るものが転がっていた。ありゃナンダと思って近づくとナントナント風に吹かれて飛んできたカリンじゃないか。見た感じ落ちてからそんなに時間は経ってないみたい。それも2個もある。おいしいジャムが頭をよぎる「いただき」とばかり何にも考えずに枯れ草の原っぱへ。無事カリンを拾って道に戻ってきて実を確かめてたら「ゲーッ」この日は、運悪く毛糸のセーターにダウンベスト。下はブレークスにレギング。ナントその原っぱは、「ぬすびとはぎ」の原っぱだったんだ。靴紐から始まって全身ぬすびとはぎダラケ。「オレはアルマジロか」というくらいの状態。公園の意ベンチに座って「がまんがまん」と気を落ち着かせて一個ずつ取っていると行き交う人が怪訝そうに見て行く。今どきこんなにくっつき虫をつけるヤツはいないだろうから。そういえば子供の頃くっつきむしにやられてヤマアラシ見たいいなったことがあったなナンテこと思い出して、あのとき周りにいた友達は退いたんだよな。あのときから友達なんて信じていないんだ。オレは一人でやって来た。そうだそうだとまたひとつぬすびとはぎをはずしているとバジルが通りかかって「こんなとこで何してるの?」人がアルマジロ状態になっているのを見て「バカじゃない。帰ろう」とスタスタと行ってしまった。「人の難儀を見て手を差し伸べようと思わないのかキミは」とブツブツ。「絶対あいつは何かが欠落してるんだ」とブツブツ。また小さい時の同級生の顔を思い出して「あいつ探し出してぶっ飛ばしてやろう」なんて八つ当たり。とうとう1時間半もかかって全部のけた。まいったな。「幸せの峰の向こうには大きな深い不幸の谷間がある」とはファニーヒルの言葉か
人間アルマジロ変身。
コメント
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