小林繁 ミッキー安川 浅川まき 近所のおっさん このところ死亡ラッシュのようにバタバタと時代を共有した人たちが亡くなっていく。まるで完成したジグソーパズルから1ピースづつ落ちていくように。自分達の時代、自分の世界 きれいに作られていた世界が朽ちていくようにポロポロと歯抜けになっていく。キャスティングは自分ではないけどずいぶんと多士済々で面白かった。まさに万華鏡の中に僕らは居たんだ。この1ピースは、もはや補充ができない。そう思うと目の前に広がる孤独。この孤独と付き合いながら与えられた寿命を粛々と生きていくのか。こんな時、人は一人では生きていないんだと感じる。「夜があけたら、いちばん早い汽車に乗るから 切符用意してちょうだい わたしのために 1枚でいいからさ」みんなこんな感じでこの世から消えてしまったんだろうか。僕らは、いつまでたっても浅はかに生き、浅はかに死んでいくような気がするね。
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