フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ハクビシン

2009-07-20 02:06:21 | Weblog

日曜日の深夜+1に犬の散歩をするといろいろなものに出会う。お勤め帰りの飲み屋のネーちゃん。酔っ払いのオンちゃん。パトカー。どこにでも座る3,4人の若者のグループ。女の子は、タンクトップの上に何故かバスタオルを羽織っている。交わることはないけどそれぞれの人生がすれ違うと思って通り抜けていると向こうから猫より大きくて小型の犬よりちいさいくらいのものがひょたひょたとあるいてきた。顔の真中に白のストライプ。猫になれているうちの犬は、猫と思ったのかはじめは興味を示さなかったけどやっぱり野性の匂いがするのか近づくと突然吼えまわり追いかけようとする。そしたらそいつも俄然敏捷になって盲学校の庭に走りこんだ。「ハクビシン」だ。野性のハクビシンだ。まだ生息できる環境がこの地区にはあるのか。夜見たのは初めてだな。朝早くお山に帰るところを以前見たことはあったけど。枇杷の季節には枇杷を良くかじってたけど今は、何を食べているのかな?雑食じゃないと生きていけないからそれなりに食べるものがあるのだろう。ここは、住宅地だけど文教の地でもあるから緑が多いんだ。だからハクビシンも生きていけるのかな。最近は、どんな動物とでもお話できると思っているから早速ハクビシンに「どこからきたの」と声をかけたのに無視された。猫なら、お返事すぐに返してくれるのに。野性は、キツイなぁ。でも、ハクビシンって可愛いんだよ。お祭りの面を被ってるような顔が変にいいんだ。ハクビシンも生きていける環境があることを大事に思わなければと自覚した。

コメント
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