フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

cigale

2009-07-14 18:55:27 | Weblog
cigale cicada 蝉とフランス語、英語、日本語とすべてサ行で始まるのも面白い。普段、英語でもフランス語でも蝉っていう単語は、あまり使わないから知らなかったな。今日、帰り道、空から蝉が降ってきた。


もう命尽きる日なんだろうか。早くもという感じ。道に落ちて、最後の力で道端でバタバタしてるのを見ていると生きるとは何かと思いますね。この頃こんなことばかり思うのは自分がセカンドステージにきたのかなと思わないでもないですが限りあるものとしての視点で世の中を切り取るのも面白いかなとも考えたりしている。一方では、空とか海とか無限のものに懐かしさを感じたりもするけれどいよいよ自分の足元を見つめての(気づくのが遅いかもしれないが)生活が始まる予感がする。こんなことを考えながら帰っていると、道端に身障者の人が倒れていた。近所のおばさんが右往左往している。「歩いてて転んでこけて頭を打ったと」なんていい上げる。「救急車は?」って聞くと「嫌だといっているから」とらちがあかない。道のそばの接骨院にいって先生に様子を見てもらって救急車を呼んでもらった。寄り添って一緒に悩むのが女性。問題を速やかに解決しようとするのが男性か。男のおばさんと自覚している僕もやはり解決方法は男のやり方なんだなと救急車を見送りながら苦笑した。
コメント
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