映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

アステロイド・シティ

2024年02月03日 | 映画(あ行)

砂漠の街で

* * * * * * * * * * * *

1955年。
アメリカ南西部、砂漠の中にぽつんとある街アステロイド・シティ。
隕石が落下してできた巨大なクレーターが観光名所で、そのため研究所もあります。
そこへ、化学賞を受賞した5人の少年少女とその家族が招待されます。

子供たちに母親がなくなったことを言い出せない父。

映画スターのシングルマザー。

天才少年少女の家族にもいろいろな事情があるのでした。

さてそんな時、授賞式に参加した人々の目前に突如宇宙人が現れ、
あるものを持ってすぐに去って行ってしまいます。
軍は宇宙人到来を隠蔽するため、町の人々や来訪者たちを隔離。
全員街を出られなくなってしまいますが・・・

その宇宙人というのがなんともオトボケでユーモラス。
凍り付いたような人々の前に現れ、すぐに去って行く。
傑作なシーンでした。

ウェス・アンダーソンらしい、真面目になればなるほどおかしみを感じる人々の様子、
良い味出てますねえ・・・。
出演陣も、豪華!!

でも、本作、舞台劇「アステロイド・シティ」を制作する
スタジオ内のメイキング風景という体で、
二重の舞台設定が交互に描かれるのですが、
私にはそこがなんだかわかりにくくて、混乱してしまいました。
この設定、必要でしたかね?

<Amazon prime videoにて>

「アステロイド・シティ」

2023年/アメリカ/104分

監督・脚本:ウェス・アンダーソン

出演:ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、
   ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、エドワード・ノートン、
   エイドリアン・ブロディ、リーブ・シュレイバー

 

ユニーク度★★★★☆

満足度★★★☆☆

 



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