※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
バトン
Musical Batonなど、2004年ごろより、ブログや日記サイトを中心に出回りだしたもの。特定のテーマに沿って質問を列挙したリストの俗称。
末尾に、「このバトンを回す人、○人書いて下さい。」などとあり、日記仲間の名前を列挙すると、その人にバトンを回したと見なされる。
バトンが回ってきた人は、質問に答えてブログに公開することを期待されるが、バトンの内容が必ずしも自身のブログや日記の趣旨と合致しない場合など、時に「答えない」「回さない」という選択肢がとられることもある。
いわゆる「チェーンメール」と同じ連鎖構造、スパム性を持つとする向きには、バトンを忌避している場合がある一方、「迷惑な要素がより少ない」「娯楽性が高い」としてスパム性を否定する向きもある。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
以上、はてなダイアリーからの引用。
このたび、人生で2度目のバトンがぼくに手渡された。前回は1年半くらい昔に知人からもらっていたのだが、実はそれがバトンであったことにたった今初めて気づいたのだ。先日の欣ちゃん球団の幸せ金魚と同様で、ぼくはバトンというものの存在を全く知らなかったためだ。今回もらったことで初めてバトンというものの存在を知ったのだ。
今回ぼくにバトンをくれたのは最近友人になれたばかりの人であるから、いまここでバトンというものの存在に気が付いたことを幸運に思う。相変わらずの非常識ぶりを発揮して彼の好意に気づかずに嫌われてしまうことになるところであった。彼のWEB日記に間違いなくぼくのハンドルネームである「人骨」が書かれていたので、彼はぼくにバトンを回したと見なしているのだ。
それでは彼から頂戴したバトンの内容をここで明らかにしたい。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
1.回す人を最初に書いておく。
2.お名前は?
3.おいくつですか?
5.ご趣味は?
6.好きな異性のタイプは??
7.特技は何?
8.資格は何か持ってますか??
9.悩みが何かありますか?
10.お好きな食べ物と嫌いな食べ物は?
11.あなたが愛する人へ一言!
12.回す人の他己紹介を簡単にお願いします。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
これが「バトン」の全てである。
まず注目すべき点は4番の問いが欠落していること。欠落の原因については2種類が考えられる。ひとつはこのバトンというものはいわゆる伝言ゲームの類であることから、どこかで4番のみが抜け落ちてしまったというケース。もうひとつは日本人の習慣として言葉の音から4という番号を忌避するため当初から欠落していたというケース。仮に前者であったなら4番の問いには性別、現住所、職業等が書かれていた可能性がある。
それはさておき。
回答をするにあたって一番困るのが
「1.回す人を最初に書いておく。 」
であることに気が付いて、いきなりつまづいてしまったのである。上のはてなダイアリーからの引用にもある通り、次に回してこそのバトンなのだ。だからこそバトンという名前なのだろう。ところがぼくには回せる相手が皆無だということに気が付いた。あえて挙げるならこれをぼくにくれた彼氏しか思い浮かばないのだ。1に回答できない場合は必然的に12にも回答ができない。これではバトンの意味を成さない。気軽にちょっとくらいのお願いをしても良いよなという気の知れた相手が浮かばない。誰かに物を頼むのがとても苦手なためだ。それにこちらで勝手に指名だけしたとして、もしそれに気づかれなかったとしたらそれはそれでとってもバツが悪いではないか。かといってこのバトンを無視することは、ぼくに回してくれた人に気まずい思いをさせることになる。その彼氏はぼくと同じく世間に馴染めないヲタクであり、ほとんどのぼくの趣味をカバーしている貴重な存在の人であるから、彼の期待は裏切りたくないのだ。
そこでぼくは苦慮の末、この愚にもつかないウェブログ日記にたまにコメントをくれる2人の人間のうち、1人だけを選んで頼むことにした。
2人のうち片方はSNSサイトである「ミクシー」で500人くらいの「マイミク」と呼ばれる仲間を登録している猛者なので、ぼくごときに邪魔をされるととんでもない迷惑を蒙るのではないかと思った。そのため依頼相手は必然的にもう片方に絞られた。
ついては事前に承諾を得るべく彼女に電話をかけたのだ。ところが彼女は電話に出なかった。例によって留守電のメッセージが流れた後「ピー」という音が鳴った。この後急に受話器の向こうが都会の喧騒のようなうるさい音に変わったので、ぼくはてっきり留守電録音の寸前で渋谷あたりで遊んでいる彼女が電話をとってくれたのだと思い、「あーもしもし?10秒くらい話せる?」とか話しかけてしまったのだが、しかしやはりそれは単なる留守電であった。何も用件を告げずに電話はブチっと切り、代わりに「魔法少女ララベル」の主題歌を口ずさみながら携帯メールを書いたのだ。以下ぼくから彼女へのメールを全文掲載する。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
subject:電話したのだが
メールで用件を書きます。
ネット日記で「バトン」というものが届きました。知ってるバトンって?
詳しくはぼくのつまらないウェブログに書いておくから、時間が有るときに見ておいてもらいたいです!
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
これで満を持して「バトン」に答えることが出来るようになった。それでは早速取り組んでみたいと思う。はっきりいってぼくのことを詳しく知りたい人間なんて誰も居ないと思うのだが、ここは作法に則って忠実に答えることにしたい。
1.回す人を最初に書いておく。
「チェコ」(もしくは「チー」)。不躾ですが宜しくお願いします。
2.お名前は?
インターネットでは「人骨」です。
3.おいくつですか?
汚い30歳です。
5.ご趣味は?
バイクと音楽と酒です。
6.好きな異性のタイプは??
色が白くて、背が高くて、細めの女性です。
7.特技は何?
ありません、何をやっても中途半端です。
8.資格は何か持ってますか??
簿記3級です。
9.悩みが何かありますか?
常識が欠けているせいで、一般的な人間関係がつくれないことです。
10.お好きな食べ物と嫌いな食べ物は?
もりそばが好きです。
焼肉や焼鳥の変な部位(タンとか砂肝とかレバとかホルモンとか)が嫌いです。
11.あなたが愛する人へ一言!
就職おめでとうございます。ダブル不倫ですがこれからも宜しくお願いします。
12.回す人の他己紹介を簡単にお願いします。
学生時代は先輩でしたが、今はよく分からない関係です。
(それから「他己」という言葉は間違いだと思います。)
以上
バトン
Musical Batonなど、2004年ごろより、ブログや日記サイトを中心に出回りだしたもの。特定のテーマに沿って質問を列挙したリストの俗称。
末尾に、「このバトンを回す人、○人書いて下さい。」などとあり、日記仲間の名前を列挙すると、その人にバトンを回したと見なされる。
バトンが回ってきた人は、質問に答えてブログに公開することを期待されるが、バトンの内容が必ずしも自身のブログや日記の趣旨と合致しない場合など、時に「答えない」「回さない」という選択肢がとられることもある。
いわゆる「チェーンメール」と同じ連鎖構造、スパム性を持つとする向きには、バトンを忌避している場合がある一方、「迷惑な要素がより少ない」「娯楽性が高い」としてスパム性を否定する向きもある。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
以上、はてなダイアリーからの引用。
このたび、人生で2度目のバトンがぼくに手渡された。前回は1年半くらい昔に知人からもらっていたのだが、実はそれがバトンであったことにたった今初めて気づいたのだ。先日の欣ちゃん球団の幸せ金魚と同様で、ぼくはバトンというものの存在を全く知らなかったためだ。今回もらったことで初めてバトンというものの存在を知ったのだ。
今回ぼくにバトンをくれたのは最近友人になれたばかりの人であるから、いまここでバトンというものの存在に気が付いたことを幸運に思う。相変わらずの非常識ぶりを発揮して彼の好意に気づかずに嫌われてしまうことになるところであった。彼のWEB日記に間違いなくぼくのハンドルネームである「人骨」が書かれていたので、彼はぼくにバトンを回したと見なしているのだ。
それでは彼から頂戴したバトンの内容をここで明らかにしたい。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
1.回す人を最初に書いておく。
2.お名前は?
3.おいくつですか?
5.ご趣味は?
6.好きな異性のタイプは??
7.特技は何?
8.資格は何か持ってますか??
9.悩みが何かありますか?
10.お好きな食べ物と嫌いな食べ物は?
11.あなたが愛する人へ一言!
12.回す人の他己紹介を簡単にお願いします。
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これが「バトン」の全てである。
まず注目すべき点は4番の問いが欠落していること。欠落の原因については2種類が考えられる。ひとつはこのバトンというものはいわゆる伝言ゲームの類であることから、どこかで4番のみが抜け落ちてしまったというケース。もうひとつは日本人の習慣として言葉の音から4という番号を忌避するため当初から欠落していたというケース。仮に前者であったなら4番の問いには性別、現住所、職業等が書かれていた可能性がある。
それはさておき。
回答をするにあたって一番困るのが
「1.回す人を最初に書いておく。 」
であることに気が付いて、いきなりつまづいてしまったのである。上のはてなダイアリーからの引用にもある通り、次に回してこそのバトンなのだ。だからこそバトンという名前なのだろう。ところがぼくには回せる相手が皆無だということに気が付いた。あえて挙げるならこれをぼくにくれた彼氏しか思い浮かばないのだ。1に回答できない場合は必然的に12にも回答ができない。これではバトンの意味を成さない。気軽にちょっとくらいのお願いをしても良いよなという気の知れた相手が浮かばない。誰かに物を頼むのがとても苦手なためだ。それにこちらで勝手に指名だけしたとして、もしそれに気づかれなかったとしたらそれはそれでとってもバツが悪いではないか。かといってこのバトンを無視することは、ぼくに回してくれた人に気まずい思いをさせることになる。その彼氏はぼくと同じく世間に馴染めないヲタクであり、ほとんどのぼくの趣味をカバーしている貴重な存在の人であるから、彼の期待は裏切りたくないのだ。
そこでぼくは苦慮の末、この愚にもつかないウェブログ日記にたまにコメントをくれる2人の人間のうち、1人だけを選んで頼むことにした。
2人のうち片方はSNSサイトである「ミクシー」で500人くらいの「マイミク」と呼ばれる仲間を登録している猛者なので、ぼくごときに邪魔をされるととんでもない迷惑を蒙るのではないかと思った。そのため依頼相手は必然的にもう片方に絞られた。
ついては事前に承諾を得るべく彼女に電話をかけたのだ。ところが彼女は電話に出なかった。例によって留守電のメッセージが流れた後「ピー」という音が鳴った。この後急に受話器の向こうが都会の喧騒のようなうるさい音に変わったので、ぼくはてっきり留守電録音の寸前で渋谷あたりで遊んでいる彼女が電話をとってくれたのだと思い、「あーもしもし?10秒くらい話せる?」とか話しかけてしまったのだが、しかしやはりそれは単なる留守電であった。何も用件を告げずに電話はブチっと切り、代わりに「魔法少女ララベル」の主題歌を口ずさみながら携帯メールを書いたのだ。以下ぼくから彼女へのメールを全文掲載する。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
subject:電話したのだが
メールで用件を書きます。
ネット日記で「バトン」というものが届きました。知ってるバトンって?
詳しくはぼくのつまらないウェブログに書いておくから、時間が有るときに見ておいてもらいたいです!
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
これで満を持して「バトン」に答えることが出来るようになった。それでは早速取り組んでみたいと思う。はっきりいってぼくのことを詳しく知りたい人間なんて誰も居ないと思うのだが、ここは作法に則って忠実に答えることにしたい。
1.回す人を最初に書いておく。
「チェコ」(もしくは「チー」)。不躾ですが宜しくお願いします。
2.お名前は?
インターネットでは「人骨」です。
3.おいくつですか?
汚い30歳です。
5.ご趣味は?
バイクと音楽と酒です。
6.好きな異性のタイプは??
色が白くて、背が高くて、細めの女性です。
7.特技は何?
ありません、何をやっても中途半端です。
8.資格は何か持ってますか??
簿記3級です。
9.悩みが何かありますか?
常識が欠けているせいで、一般的な人間関係がつくれないことです。
10.お好きな食べ物と嫌いな食べ物は?
もりそばが好きです。
焼肉や焼鳥の変な部位(タンとか砂肝とかレバとかホルモンとか)が嫌いです。
11.あなたが愛する人へ一言!
就職おめでとうございます。ダブル不倫ですがこれからも宜しくお願いします。
12.回す人の他己紹介を簡単にお願いします。
学生時代は先輩でしたが、今はよく分からない関係です。
(それから「他己」という言葉は間違いだと思います。)
以上
なってるようで(笑)。
彼氏に恥をかかせまいとする人骨氏の男気には感服。
それがし、ますます惚れ申した。
ちなみにわたしの好きな異性のタイプと同じだ・・。
今後人骨氏と異性を巡って争うようなことがなければ
よいと思う。
しかし彼女は「バトン」って知ってました。ぼくは世の中に知らないことが多すぎるらしい…。
異性で争う?大丈夫です、ぼくはマイラヴ一筋ですから~♪