7月28日(水)雨のちはれ
【きょうの行動】
キャンプ場~上川熊牧場~道の駅温根湯~美幌峠~養老牛温泉
AM8:30
ちょっと遅い起床となった。周囲の家族連れキャンパーが毎朝騒々しくしてくれるので、目覚ましは必要ない。表へ出ると、爽やかだった昨日とはうってかわって湿った地面にどんよりした空。予報どおりのあいにくの空模様。今は一時的にやんでいるみたいだ。この間に朝飯等を済ます。今日は我妻の誕生日である。北海道旅行の最中にこの日を迎えることは計画初期段階から明らかであったため、本日だけは天候等に左右されないスペシャルデーとしてある。そもそも北海道にツーリングへ行きたかったのはぼくであって、妻としては必ずしも本望なものではない。なのでせいぜい誕生日くらいはいい思いをさせてあげよう、という妻思いの気持ちからそもそもこのイベントは決まったのだった。すなわちこのしみったれたバンガローを離れ、道東の中標津町にある養老牛温泉の旅館へ1泊するだけの計画。妻の希望は食事が豪華であること。希望に添うよう、食事自慢の評判の宿とした。もちろんそれ以外のサービスにも定評があったし、自分が道東方面へ行っておきたいこともあり総合的な判断でこことなった。いっぽうサンバーリタイア事件の発生により、温泉行きは政治的に重要なカードとなった。昨日堂々と廃墟めぐりができたのはこの予約を死守したおかげだ。ただし前述のように1人1泊17000円と高い。ぼくは駐車場で寝るから予約は1名様で、とよっぽど言いたかったがそうは行くまい。とにかく今日は迷うことなくここを目指せばいい。目的が決まっているから行動は楽だ。携帯の電池残量の目盛りが減っていたので昨日から気にしていたが、宿では電源が取れるだろうから充電器を持っていくことにした。妻は二戸のホテルで充電したから大丈夫だという。
9時過ぎに出発。最初から夫婦でフルガッパだ。昨日と同じく東川町、道道1160、道道37と走る。さっそく雨が降ってきた。まもなくR39に合流、そのまま北見までひたすら東へ向かうルートとなる。1時間くらい走ったが、雨が降ったり止んだりの悪天候。道端にはやけにキノコの宣伝看板が目立つ。この先は層雲峡、石北峠と続き、ずっと山道となるのでさらなる悪天候が予想される。上川町のアイスパビリオンやクマ牧場の看板が目に飛び込んできた。上川熊牧場は、某個人サイトで見て、立ち寄ろうと考えていたスポットである。曰く、ここの熊たちは来場者にオヤツを投げてもらうため様々なパフォーマンスを見せてくれるという。中でも、尻餅状態で両足を掴む「バランス」という奥義を是非この目で見てみたい。だがこんな天候だし、なるべく時間に余裕を持って先を急ぐに徹した方がよいかもしれない。見学を見送ろうかなあと考えていた。そこで例によって徐行の旗が現れ、片側対面通行のため一時停止となった。このわずかな間に妻と一言会話を交わし、やっぱり熊牧場へ寄ろうと決まった。この偶然のおかげでいい経験が出来た。やはり熊牧場は傑作であった。
AM11:00
ひとまず雨は止んでいたが、一応バイクは軒下に停めた。さて、ここはなんという場所なのだろうか。道の駅ではないが、オミヤゲ屋が並んでいて、レストランがあって、アイスパビリオンとかいうモニュメントだかアトラクションだかがある。結構な観光客が立ち寄っている様子である。名称があったかどうか忘れたが、ひとまず上川のドライブインと言っておこう。そのドライブイン内の目玉の一つが、この熊牧場である。パッと見たところ場内にそれらしい施設が見当たらないが、案内板を便りに進んでいくと、どんどん人気の少ない裏手へ誘導される。こんなに広かったのか。この裏手方面にはSLが停まっていて、地ビール館というビアホール(?)みたいなものがある。このドライブインのコンセプトはいっそう収拾が着かない様子だ。「熊牧場」と書かれた青いゲートはさらにこの奥にあった。入口の売店風のところで入場券を買う。中には職員のおばさんが1名。なんというか薄暗くてお化け屋敷の入口みたいだ。聞いていたとおり入場料はひとり500円。本場登別の熊牧場は相当立派なアミューズメントパークだと聞くが、2500円もするらしい。単に熊を見たいだけの我々にはお得な気分だ。そもそもは廃墟探索中の熊との遭遇を忌避するための手立ての一つとして、強烈と聞く「獣臭さ」を覚えるために訪れる予定であったが…。
【きょうの行動】
キャンプ場~上川熊牧場~道の駅温根湯~美幌峠~養老牛温泉
AM8:30
ちょっと遅い起床となった。周囲の家族連れキャンパーが毎朝騒々しくしてくれるので、目覚ましは必要ない。表へ出ると、爽やかだった昨日とはうってかわって湿った地面にどんよりした空。予報どおりのあいにくの空模様。今は一時的にやんでいるみたいだ。この間に朝飯等を済ます。今日は我妻の誕生日である。北海道旅行の最中にこの日を迎えることは計画初期段階から明らかであったため、本日だけは天候等に左右されないスペシャルデーとしてある。そもそも北海道にツーリングへ行きたかったのはぼくであって、妻としては必ずしも本望なものではない。なのでせいぜい誕生日くらいはいい思いをさせてあげよう、という妻思いの気持ちからそもそもこのイベントは決まったのだった。すなわちこのしみったれたバンガローを離れ、道東の中標津町にある養老牛温泉の旅館へ1泊するだけの計画。妻の希望は食事が豪華であること。希望に添うよう、食事自慢の評判の宿とした。もちろんそれ以外のサービスにも定評があったし、自分が道東方面へ行っておきたいこともあり総合的な判断でこことなった。いっぽうサンバーリタイア事件の発生により、温泉行きは政治的に重要なカードとなった。昨日堂々と廃墟めぐりができたのはこの予約を死守したおかげだ。ただし前述のように1人1泊17000円と高い。ぼくは駐車場で寝るから予約は1名様で、とよっぽど言いたかったがそうは行くまい。とにかく今日は迷うことなくここを目指せばいい。目的が決まっているから行動は楽だ。携帯の電池残量の目盛りが減っていたので昨日から気にしていたが、宿では電源が取れるだろうから充電器を持っていくことにした。妻は二戸のホテルで充電したから大丈夫だという。
9時過ぎに出発。最初から夫婦でフルガッパだ。昨日と同じく東川町、道道1160、道道37と走る。さっそく雨が降ってきた。まもなくR39に合流、そのまま北見までひたすら東へ向かうルートとなる。1時間くらい走ったが、雨が降ったり止んだりの悪天候。道端にはやけにキノコの宣伝看板が目立つ。この先は層雲峡、石北峠と続き、ずっと山道となるのでさらなる悪天候が予想される。上川町のアイスパビリオンやクマ牧場の看板が目に飛び込んできた。上川熊牧場は、某個人サイトで見て、立ち寄ろうと考えていたスポットである。曰く、ここの熊たちは来場者にオヤツを投げてもらうため様々なパフォーマンスを見せてくれるという。中でも、尻餅状態で両足を掴む「バランス」という奥義を是非この目で見てみたい。だがこんな天候だし、なるべく時間に余裕を持って先を急ぐに徹した方がよいかもしれない。見学を見送ろうかなあと考えていた。そこで例によって徐行の旗が現れ、片側対面通行のため一時停止となった。このわずかな間に妻と一言会話を交わし、やっぱり熊牧場へ寄ろうと決まった。この偶然のおかげでいい経験が出来た。やはり熊牧場は傑作であった。
AM11:00
ひとまず雨は止んでいたが、一応バイクは軒下に停めた。さて、ここはなんという場所なのだろうか。道の駅ではないが、オミヤゲ屋が並んでいて、レストランがあって、アイスパビリオンとかいうモニュメントだかアトラクションだかがある。結構な観光客が立ち寄っている様子である。名称があったかどうか忘れたが、ひとまず上川のドライブインと言っておこう。そのドライブイン内の目玉の一つが、この熊牧場である。パッと見たところ場内にそれらしい施設が見当たらないが、案内板を便りに進んでいくと、どんどん人気の少ない裏手へ誘導される。こんなに広かったのか。この裏手方面にはSLが停まっていて、地ビール館というビアホール(?)みたいなものがある。このドライブインのコンセプトはいっそう収拾が着かない様子だ。「熊牧場」と書かれた青いゲートはさらにこの奥にあった。入口の売店風のところで入場券を買う。中には職員のおばさんが1名。なんというか薄暗くてお化け屋敷の入口みたいだ。聞いていたとおり入場料はひとり500円。本場登別の熊牧場は相当立派なアミューズメントパークだと聞くが、2500円もするらしい。単に熊を見たいだけの我々にはお得な気分だ。そもそもは廃墟探索中の熊との遭遇を忌避するための手立ての一つとして、強烈と聞く「獣臭さ」を覚えるために訪れる予定であったが…。
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