小さな幸せ

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きりきり舞い

2017-04-05 10:38:28 | 読書

 

 

 

諸田 玲子著

相も変わらず「きりきり舞い」

読み終わりました

 

きりきり舞いさせられているのは

 

東海道中膝栗毛の作者、十返舎一九の娘「舞」

 

その舞をきりきり舞いさせるのは

父親の十返舎一九

その父の押しかけ弟子今井尚武

舞の家の居候、葛飾北斎の娘「お栄」

 

まあ、天才奇人変人が集まる集まる

 

そういう人たちは他人にはまったく興味がない

自分ファースト

 

その尻拭いをさせられるのがいたって常識人の「舞」

 

「奇人気まぐれ、きりきり舞い」

と呪文を唱え、その難からのがれ

ひたすら玉の輿を願う「舞」なのですが・・・・

 

最後の最後にその玉の輿にのれることになるのだけれど

自分の一番気持ちのいい居場所はここと悟り

縁談も断り

 

みんなにきりきり舞いさせられることを引き受けてしまうのです

 

葛飾北斎の娘お栄のことを書いた小説を読んだばかりだったので

特にお栄さんが出てくる場面はわくわくしながら読みました

 

奇人変人たちが時折みせる優しさや気遣いがなんともいい!!

 

笑えて、泣けて、優しくなれる本です

 

 

 

 


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2 コメント

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おもしろそう (U1)
2017-04-05 12:21:32
こんにちは。
この小説おもしろそうですね。
tamiさん紹介本はみんなそうですけど。
今月は技術系、理系本と決めていますが、
GW開けから、紹介本をどれか読んでみたいです。
NHKドラマの「みおつくし料理帖」の配役が分かりましたね、いかがですか?
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あっちゃ~ (tami)
2017-04-05 22:46:14
U1さん

こんばんは。

今、キャスト見てきました。
う~ん、何かな~。
ちょと違うな~。

U1さんにお勧めは朝井まかてさんの「眩」ですね。「恋歌(れんか)」も良かったですよ。
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