諸田 玲子著
相も変わらず「きりきり舞い」
読み終わりました
きりきり舞いさせられているのは
東海道中膝栗毛の作者、十返舎一九の娘「舞」
その舞をきりきり舞いさせるのは
父親の十返舎一九
その父の押しかけ弟子今井尚武
舞の家の居候、葛飾北斎の娘「お栄」
まあ、天才奇人変人が集まる集まる
そういう人たちは他人にはまったく興味がない
自分ファースト
その尻拭いをさせられるのがいたって常識人の「舞」
「奇人気まぐれ、きりきり舞い」
と呪文を唱え、その難からのがれ
ひたすら玉の輿を願う「舞」なのですが・・・・
最後の最後にその玉の輿にのれることになるのだけれど
自分の一番気持ちのいい居場所はここと悟り
縁談も断り
みんなにきりきり舞いさせられることを引き受けてしまうのです
葛飾北斎の娘お栄のことを書いた小説を読んだばかりだったので
特にお栄さんが出てくる場面はわくわくしながら読みました
奇人変人たちが時折みせる優しさや気遣いがなんともいい!!
笑えて、泣けて、優しくなれる本です
この小説おもしろそうですね。
tamiさん紹介本はみんなそうですけど。
今月は技術系、理系本と決めていますが、
GW開けから、紹介本をどれか読んでみたいです。
NHKドラマの「みおつくし料理帖」の配役が分かりましたね、いかがですか?
こんばんは。
今、キャスト見てきました。
う~ん、何かな~。
ちょと違うな~。
U1さんにお勧めは朝井まかてさんの「眩」ですね。「恋歌(れんか)」も良かったですよ。