八月の御所グラウンド
万城目(まきめ)学 著
この季節に読むのにはぴったりの作品
第170回直木賞受賞作品です
目次は
12月の都大路上下(カケ)ル
こちらは女子全国高校駅伝のお話です
八月の御所グラウンド
こちらは謎の草野球大会の話し
どちらも話の途中から非日常な現象が出てきます
そういうお話は苦手なんですけれど
この万城目さんの2編はすんなりと入ってきました
直木賞初候補から16年半
受賞記者会見でこんなことをお話されていました
投げたら勝手にスライダーになる
これは万城目さんの表現で
日常にふわっと入り込む非日常が本当に上手いと
選考委員の林真理子さんの選評に対して
インタビューアーが、なぜ非日常がはいってくるのかという質問に
そこはもう癖といいますか、
勝手に投げたらスライダーになってしまうみたいな
普通にストレート投げたら賞をもらえないこともないとアドバイスを
されることもあったらしいのですが
どうしてもスライダーが入ってきちゃうらしい
皆さんももしよかったら
このスライダーの入ってくる文章を読んでみてください
あ~ここからスライダーだなってわかります
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