畠中 恵著
「まことの華姫」
読み終わりました
表紙の絵にひかれ手に取りました
華姫様が大活躍するストーリーだとばっかり思って読み始めたら
なんと、この華姫様は人形でした
この華姫をあやつる芸人月草
月草はいっこく堂さんみたいな腹話術士です
実はこの人形は月草が作ったものでした
彼は元は人形師だったのですが、火事にあい怪我をして
人形が作れなくなり、この芸で食べていくことに
華姫は、とっても綺麗
だけど結構毒もはく(月草が言ってるのだけれど)
またそこがいいと彼女のおっかけがいるくらいの人気者です
華姫が大好きな13歳のお夏
彼女の父親はこの土地をしきる誰もが恐れる大親分
しかし、お夏にだけはめちゃめちゃ甘い
華姫はまことをしゃべると
まことが知りたくて色んな人が彼女に会いにきます
でもしゃべっているのは月草
月草は占い師でもなんでもないのでまことのことがわかるわけもなく・・・
お夏と月草、そして華姫が
色んな事件を解き明かしていきます
人はそれがまことか嘘か知りたい
誰かに真実を聞きたい
と、いつの時代も思う
まことの華姫
おすすめです
これは嘘ではありません
まことです
登場人物の設定が凝っているので、面白そうですね^^
畠中恵さんの本は、体の弱いおぼっちゃまが活躍するシリーズが好きで読んでました^^
こんにちは。
この本は、人情本です。
まあ、ミステリーといえば、ミステリー。
謎を13歳のおじょうちゃんと腹話術士のふたりが解いていきます。
畠中さん、ぼっちゃん、おじょうちゃん、娘に弱い父親を書くのがお上手ですよね。
多分シリーズ化されるのではないでしょうか。