ひと株から枝がこまかく分かれて枝垂れる。
そのしなやかな細い枝に沿って、4~5月、新葉とともに小さな5弁の花が20個ほど球形に集まり、小さな手毬のように咲く。
「小手毬」の名はスイカズラ科の大手毬に対してつけられたもの。
花の咲き連なる様子は古くは「鈴懸」とも呼ばれた。
風に枝ごと弾むさまは団子花とも呼ばれ親しまれている。
花の歳時記より
ところで、「紋切り型」の言葉があります。
長い間、言い古され、使い古されてきた表現や考え方。
例えば、
宝石を散りばめたような星空。
てんてこ舞いの忙しさ。
がっくり肩を落とす。
われるような拍手。
等など。
紋切り型は確かに便利。
でも、手垢まみれで、書き手が見えない・・・。
文章講座の先生は、紋切り型に逃げずに、自分なりの表現をするようにといつも言われます。
しかし、この型どおりがいいこともあります。
今回思いましたね~。
お悔やみの言葉。
「このたびは、ご愁傷様でございます。
心からお悔やみ申し上げます」
これこそ、長い間使い続けられた紋切り型の言葉。
でも、これ以外にない気がします。
これ全部をすらっと言えたら、見事ですが、途中で、フェイドアウト。
このたびは、どうも・・・・・。
それでいいような気もしました。
心がこもっていれば、伝わります。
さて、フェイドアウトしてほしくないのが、
「野茂投手」
日本に帰ってきて欲しいような、欲しくないような複雑な気持ちです。
「英語ができないのに、メジャーに行って大丈夫ですか?」
「僕は英語をしゃべりに行くのではない、野球をしにいくんです」
ぶっきらぼうで言葉足らずの彼。
ドジャーブルーのユニホームを着て、トルネードが冴え渡っていた彼。
彼の一球、一球に胸をドキドキさせたのを思い出します。
まだまだ夢を追いかけていて欲しいような、ゆっくりして欲しいような・・・。
一体、彼はどんな選択をするのでしょうか。
今日の私の小さな幸せ
今年はじめて「筍」をいただきました。
上の方の柔らかいところを、山椒の葉を入れて、酢味噌和え。
初夏が、そこまで来ている気がします。