小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

♪春なのに~

2007-02-07 21:32:17 | 小さな気付き

 

春だ~!!!

          

 

お正月に一輪だけ咲いていた、サクラソウが今満開です。

今日、朝日新聞の天声人語に

 

このところ東京では、暖冬というより春が来てしまったような陽気が続いている。

 

と書いていました。

いつもなら、もう春が来るのが待ち遠しくて待ち遠しく仕方がないのに、今年は「春が来てしまった」です。

少し、春に気の毒な気がします。

「あれ?早すぎた?・・・・」

春さんは、な~んも悪くはないのよね。

地球温暖化って、私達世代の責任!

 

お天気予報のお姉さんが「春の4K」に気をつけましょうって。

風邪・花粉・乾燥・火災

そういえば、あの人もこの人も花粉症だったな~。

 

今日は、文章講座の日でした。

先週出した宿題を先生がお化粧直ししてくれました。

時間があったら読んでいってください。

テーマは、好きな場所・好きな町です。

 

     所定の場所

 

「そういうのを上品なわがままって言うのよ」

その一言で、万事おさまる場所におさまりました。

団地の中の高齢者のつどいの会でのことです。

 

私達ボランティア会員は、公民館の二部屋を開け放し、机を並べ、座布団を敷きます。

会場の準備がまちきれないかのように、早々と高齢者の方々が入ってこられます。

友達と誘いあわせて来られる方。

ご家族に送られて来る方と様々です。

 

ご挨拶をすませ、それぞれ所定の場所に座ります。

そこは誰々さんが座る場所。

そのお隣は仲良しの何々さん。

これはみんなの暗黙の了解です。

 

その日の集まりには、初めて参加された方もいて、いつも以上に、盛り上がっていました。

そして、最後のお一人が来られた時には、空いた席は一箇所だけ。

その場所は、床の間を背にした上座の真ん中です。

 

このご婦人は、いつも座る所定の場所を目で探します。

しかしそこには、新しく入られた方が、にこやかに座っています。

みんなが

「ここ、ここ。」

と一つ残った上座を指さします。

「え~、私、そこにはとても座れません」

と頑なに言い張ります。

 

確かに、その日集まられた方の中では、まだお若い方です。

その気持ちもよくわかります。

しかし、すでにどっしりと腰をおろした方たちは、どなたも動こうとはしません。

下座に座っているボランティアの私が

「かわりましょう」

と言うわけにもいきません。

にわかにその場の雲行きがあやしくなりました。

 

すると、お一人のご婦人が、微笑を浮かべながら

「そういうのを上品なわがままって言うんですよ。

はい、わがままを言わずにそこへお座りなさい」

「上品なわがまま」の一言にあちこちで笑い声がおこりました。

その一言でその場はもとの和やかさを取り戻しました。

 

上座に座るのをためらっていたその方も

「わがままを言うのはやめましょう」

と一つ残った席に腰を下ろしました。

そこでその素直さに又拍手。

 

たかが上座。されど上座。

歳を重ねるごとに、座る場所へのこだわりも強くなります。

かく言う私も、文章講座では新参者。

一番後ろの席で、なるべく目立たぬように講義を聞いているつもりなのですが・・・・。

                        おわり

 

 

最後までおつきあいくださってありがとうございました。

来週は、宿題はお休みとのこと。

ふう~。

 

今日の私の小さな幸せ

 

文章講座が終って、即行、「幸せのちから」を観てきました。

泣くだろうと、ハンカチ持ってスタンバイしていたら、横の女性が私が泣きモードに入る前から、オイオイ泣き始めました。

なんか、すっかりお株を奪われたような気がして・・・・。

でも、とってもいい映画でした。

お勧めです。

コメント (26)
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