MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「Hanging on the Telephone」 Blondie 和訳

2024-05-26 12:53:09 | 洋楽歌詞和訳

Hanging on the Telephone - Blondie | The Midnight Special 

 ブロンディが1978年にリリースしたアルバム『恋の平行線(Parallel Lines)』に

収録されている「ハンギング・オン・ザ・テレフォン」を和訳してみる。

「Hanging on the Telephone」 Blondie 日本語訳

私は電話ボックスにいる
それで玄関を超えられるから
もしもあなたが応答しないのならば
私はただ気が狂ったように電話を鳴らすだけ
彼がそこにいることは分かっているけれど
私は電話をするしかなかったの

私を電話を切らずに待たせたままにしないで欲しい
私を電話を切らずに待たせたままにしないで欲しいの

あなたのお母さんの声が聞こえると
彼女がドアから出てきた
彼女は仕事に行ったの?
それともただ買い物に行ったの?
彼女が言ったこと全てを
無視しなさいと私はあなたに言ったわよね

何故私たちはもう一度話し合えないの?
何故私たちはもう一度話し合えないの?
何故私たちはもう一度話し合えないの?

私を電話を切らずに待たせたままにしないで欲しい
私を電話を切らずに待たせたままにしないで欲しいの

あなたの声を聞くことは心地が良い
ずっと聞いてきたから
もしも私があなたの電話に出なければ
全てが悪化するでしょう?
あなたがずっと知っていたことを
私はあなたに言いたいの

私を電話を切らずに待たせたままにしないで欲しいの

私は中断してこの会話を止めなければならなかった
電話線を伝ってくるあなたの声は
私に奇妙な感覚を与える
私があなたに私の愛情を示せるのならば
私は話がしたいのよ

私は自制できない
私は自制できない
私は自制できない

私を電話を切らずに待たせたままにしないで欲しいの

電話を切って私のもとに走ってきて
電話を切って私のもとに走ってきて
電話を切って私のもとに走ってきて
電話を切って私のもとに走ってきて
私のもとに走ってきてよ


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「Beat Crazy」 Joe Jackson 和訳

2024-05-26 00:58:39 | 洋楽歌詞和訳

Joe Jackson - Beat Crazy (live on Countdown, 1983) 

 ジョー・ジャクソンが1980年にリリースしたアルバム『ビート・クレイジー』に

収録されているアルバムタイトル曲を和訳してみる。

「Beat Crazy」 Joe Jackson 日本語訳

今日の子供たちはみんな同じだ
彼らは自分たちを変な名前で呼び
あれらのドラッグはどれも
彼らを正常ではいさせない
あの騒音は彼らの脳に影響をもよおす

何て罪深いんだ
どれほど彼らは時間を無駄にしているんだ
彼らには行く場所がないから
彼らは全員狂ったビートに向かって行く
狂ったビートに

世界は取っ散らかっていると彼らは言うが
彼らは身だしなみのあり方を話し合える
仕事がないからキャリアも積めない
彼らは安全ピンで耳たぶに穴をあけるんだ

何て罪深いんだ
どれほど彼らは時間を無駄にしているんだ
彼らには行く場所がないから
彼らは全員狂ったビートに向かって行く
狂ったビートに

もしもロシア人たちが来るならば
彼らは全員でボンゴを叩くだろうから
誰が第三次世界大戦で防衛してくれるんだ?
僕たちはどこへ向かって行けるんだ?
彼らはどこにいればいいんだ?

何て罪深いんだ
どれほど彼らは時間を無駄にしているんだ
彼らには行く場所がないから
彼らは全員狂ったビートに向かって行く
狂ったビートに


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『ボブ・マーリー:ONE LOVE』

2024-05-25 01:01:59 | goo映画レビュー

原題:『Bob Marley: One Love』
監督:レイナルド・マーカス・グリーン
脚本:レイナルド・マーカス・グリーン/テレンス・ウィンター/ザック・ベイリン/フランク・E・フラワーズ
撮影:ロバート・エルスウィット
出演:キングズリー・ベン=アディル/ラシャーナ・リンチ/ジェームズ・ノートン/トシン・コール/マイケル・ガンドルフィー二
2024年/アメリカ

音楽や政治よりも宗教に重点を置いた伝記映画について

 ボブ・マーリーの曲が生まれた背景を知るには良く出来た作品だと思うが、ボブ・マーリーが嵌った「ラスタファリ運動(astafari movement)」という教義が中心に描かれ、ボブが読んでいる本はその創始者とされているマーカス・ガーベイ(Marcus Garvey)の著書なのだが、例えばボブ・マーリーの曲を世界的にメジャーにすることに貢献したエリック・クラプトンもミック・ジャガーも出てこないし、1978年4月にジャマイカのキングストンのインディペンデンス・パークで催された「The One Love Peace Concert」における二大政党のトップの仲介も記録映像で処理されていたのは残念だったが、それだけボブ・マーリーの人生は波乱万丈だったとも言えるし、「布教」が隠れテーマなのかもしれない。

 ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズは1973年にリリースした「アイ・ショット・ザ・シェリフ」を和訳しておきたい。歌詞の意味は主人公は保安官のジョン・ブラウンは射殺したものの、保安官代理に関しては新聞を読んだだけで知らないと主張しているが、警察側は主人公が正当防衛を主張することを見越して(本当に存在するかどうかはともかく)保安官代理の射殺も罪に問おうとしているのである。

「I Shot The Sheriff」 Bob Marley & The Wailers 日本語訳

俺は保安官は撃ったが
保安官代理は撃たなかった

俺は保安官は撃ったが
保安官代理は撃たなかった

俺の街の周囲を囲って
奴らは俺を追い詰めようとしている
保安官代理殺しの罪で
俺を警察署に連れて行きたいと奴らは言う

保安官代理の人生の償いのために
でもそれは違うんだ

俺は保安官は撃ったが
それは正当防衛だったと誓って言う

保安官は撃ったと俺は言った
それは極刑に値する罪だと奴らは言った

ジョン・ブラウン保安官はいつも言動が意地悪だった
でも何のため?
俺には分からない
俺が種を蒔くたびに
「成長する前に殺してやるよ」と彼は言った
「成長する前に殺すんだ」と彼は言った

それゆえ
実際
それを新聞で読んだんだ

俺は保安官は撃ったが
それは正当防衛だったと誓って言う
(保安官代理なんかいたのか?)

保安官は撃ったと俺は言ったが
それは正当防衛だったと誓って言う

ある日自由が巡って来て
俺は街を出ようとした
不意に俺はジョン・ブラウン保安官に出くわした
彼は俺を射殺するつもりだった
だから俺は彼を射殺したんだ

俺は告白する
もしも有罪ならば
俺は罰を受ける

俺は保安官は撃ったが
保安官代理は撃たなかった

俺は保安官は撃ったが
保安官代理は撃たなかった

自分の意識よりも反射神経が勝ったんだ
本来そうならばそれ以外はあり得ない
毎日釣瓶は井戸の底に向かうが
ある日桶の底は抜けるだろう
いつか桶の底は抜けるんだ

俺は保安官は撃った
神よ、俺は保安官代理は撃たなかった

俺は保安官は撃ったが
保安官代理は撃たなかった

I Shot The Sheriff (1973) - Bob Marley & The Wailers

I Shot The Sheriff [Live] (1975) - Bob Marley & The Wailers

Eric Clapton - I Shot The Sheriff [Crossroads 2010] (Official Live Video)
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_131687


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『プリシラ』

2024-05-24 00:59:12 | goo映画レビュー

原題:『Priscilla』
監督:ソフィア・コッポラ
脚本:ソフィア・コッポラ
撮影:フィリップ・ル・スール
出演:ケイリー・スピーニー/ジェイコブ・エロルディ/ダグマーラ・ドミンスク/アリ・コーエン/ティム・ポスト/オリビア・バレット
2023年/アメリカ・イタリア

プリシラの「面白さ」について

 本作の制作意図は世界的なスーパースターと結婚し、誰もが憧れる人生が送れるはずだと思われていた女性が、実は厳しい人生を強いられていたという物語の提供であろうが、どうもいわゆるステレオタイプな描き方で新たな発見というものがなかった。むしろプリシラの人生はエルビスと離婚した後の方が面白いのではないだろうか?
 プレスリーがプリシラに対して『波止場』(エリア・カザン監督 1954年)に出演しているマーロン・ブランドが好きだと言って時には吹き出しそうになってしまったが、確かに憧れることは自由ではある。因みにブランドはプレスリーより11歳年上である。
 フェニックスの「マイ・エリクシル」を和訳しておきたい。

「My Elixir」 Phoenix 日本語訳

沿岸は晴れ渡っている
僕は屈むことさえできず
10時になってもベッドに入れない
君がそばにいないんだ
僕が途方に暮れたのは君が誠実だからなのか?
でも僕は君を巻き込むことはできない

僕たちは二人とも涙にくれている
誰が気にも留めないのか?
ヤドリギ(クリスマスの装飾に使う枝)を掴むことを

僕のエリクシル(万能薬)
君はそれを飲まない方が良い
それは君に恐怖心をもたらし
神聖なものは何もないのだから
もしも君のお父さんがそう言って
僕がそれを知ろうとしているのならば
よしてくれ

僕たちは家に戻れるだろうか?
家に
僕たちは家に戻れるだろうか?
家に

僕が君に言ったこととは異なって
君がテストに落ちて
君のベッドに写真を見つけたことを誰も知らない
君のリストに希望を書き加えるんだ
フェンスを築いて
全ての橋を燃やす僕を誰かが手伝ってくれる
他に誰かいるだろうか?
誰か気にしてくれる人がいるだろうか?

君の鏡の中で
さらに僕は君の心の支えになれるかもしれない
だから君は新たな未開拓地を超えてくれないか?
そこはそれほど厳しそうには見えない
僕たちが涙にくれている時
家になるどこかを僕に教えて欲しい

僕たちは家に戻れるだろうか?
家に
僕たちは家に戻れるだろうか?
家に

Phoenix - My Elixir (Official Audio)
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otonamuse/trend/otonamuse-otonamuse-jp-guid-54450


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『コール・ジェーン - 女性たちの秘密の電話 -』

2024-05-23 00:58:32 | goo映画レビュー

原題:『Call Jane』
監督:フィリス・ナジー
脚本:ヘイリー・ショア/ロシャン・セティ
撮影:グレタ・ゾズラ
出演:エリザベス・バンクス/シガニー・ウィーバー/クリス・メッシーナ/ケイト・マーラ/コリー・マイケル・スミス/ジョン・マガロ
2022年/アメリカ

危険な橋渡しについて

 1968年のシカゴに住む主婦のジョイは妊娠したものの、自身の心臓病のために出産は不可能だと分かるのだが、当時いかなる理由でも中絶は違法だったために、ジョイは違法ながらも中絶を手助けしてくれる女性組織「ジェーン(The Jane Collective)」に電話をして中絶し、それをきっかけに夫のウィルや娘たちや友人のラナに内緒でジョイも組織を手伝うことになる。
 しかし驚くべきことは執刀医が医科大学を通っていたようなのだが医師の免許を持っていないディーンが医療行為をしていたことのみならず、その事実をバラさないことと引き換えにジョイがディーンに教えてもらって実際に執刀することになるという展開である。環境の悪い粗末な部屋で「素人」が中絶手術をしなければならないところまで追い詰められていた女性たちがそもそも何故妊娠をしてしまうのかもっと男性は熟慮するべきだったのである。
 とにかく選曲が素晴らしいのだが、ここではジャニス・イアンの「スウィート・ミゼリー(甘い窮状)」を和訳してみる。

「Sweet Misery」 Janis Ian 日本語訳

結局重要なものだけが
人生を厄介にして
罪を消し去るという良い時期となる
あなたがそのままならば死は簡単なこと
あなたが死にそうな時でも
あなたがそれが悪い時期だと思わないわよ

私が言うことをあなたが聞くことが信じられない
窓を閉じないで私の出口を確保しておいて
私には祈る時間がない
私は楽しみたい
有蓋列車の乗車賃を払うために
私の商売から捻出する時間が私にはない
私に枕を投げて
羽目を外しましょうよ
私は走るのが好きなのよ

他の誰もそんなに傷ついていない
あなたの心配事は棚に上げて
私と一緒に来なさいよ
甘い苦悩

あなたが6歳だろうが63歳だろうがどうでもいいの
一度でもあなたが夢を手放すのならば
あなたは人間であることを忘れる
機械になるのよ
あなたは年老いて拘束されるけれど
もしもあなたが自由でいることが好きであるのならば
予測や古い歴史は忘れて
夢を手放さないで
私と一緒に掴んでいるのよ
あなたはあなたが必要なものは何でも手にいれなければならない
だって今が永遠なのだから

他の誰もそんなに傷ついていない
あなたの心配事は棚に上げて
私と一緒に来なさいよ
甘い苦悩

結局重要なものだけが
人生を厄介にして
罪を消し去るという良い時期となる
あなたがそのままならば死は簡単なこと
あなたが死にそうな時でも
あなたがそれが悪い時期だと思わないわよ

Sweet Misery
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_129182


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『ミッシング』

2024-05-22 00:59:45 | goo映画レビュー

原題:『ミッシング』
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔
撮影:志田貴之
出演:石原さとみ/中村倫也/青木崇高/森優作/有田麗未/小野花梨/細川岳/山本直寛/柳優憂怜/美保純
2024年/日本

SNSとの相性について

 本作の問題提起は「スキャンダル」とSNSとの相性だと思う。例えば、主人公の森下沙織里は6歳の娘の美羽を弟の圭吾にあずけて好きなアイドルのライブに行っていた2021年10月に美羽が行方不明になってしまい、ネット上で育児放棄などと誹謗中傷を受けることになってしまう。静岡テレビの砂田が中心となってニュース番組などで情報を求めるものの2022年3月になっても美羽の行方は分からないどころか、美羽が見つかったというようなイタズラ電話で夫の豊と共に夫婦は蒲郡まで遠出をしたり警察署に向かったりと翻弄させられる有様である。そしてどれほど誠実に取材をしようとも成果を挙げられなければ砂田の仕事は評価されないのである。
 砂田と対照的なのが、地元の市長の隠し子のスキャンダルを手に入れた砂田の後輩の駒井である。砂田と違って駒井の場合は市長が叩かれるためにSNSは駒井に味方するため、駒井は大きな成果を挙げてキー局へ栄転することになるのである。
 しかし例えSNSが無かったとしても「情報」というものは取っ散らかりがちで、例えば、覗き見の誤解を受けた弟の土居圭吾を警察署まで迎えに行った沙織里が車で一緒に帰っている途中でラジオから沙織里の好きなアイドルの曲が流れてきたりするものなのである。
 それにしても気になるのが沙織里が来ているTシャツの文字で、最初は「Everything will be fine.(全てはどうにかなる)」というものだったが、途中から「Let It Be Better With A Feeling.(感情のなすがままに)」に変わっているのはもちろん監督の意図が反映されていると思う。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-303091


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『不死身ラヴァーズ』

2024-05-21 19:47:58 | goo映画レビュー

原題:『不死身ラヴァーズ』
監督:松居大悟
脚本:松居大悟/大野敏哉
撮影:冨永健二
出演:見上愛/佐藤寛太/落合モトキ/大関れいか/平井珠生/米良まさひろ/青木柚/前田敦子/神野三鈴
2024年/日本

「都合よく」使われる「健忘症」について

 本作が漫画を原作とし、なおかつファンタジー作品だと仮定した上で書いておくのだが、例えば、主人公の長谷部りのと甲野じゅんが同じ大学の友人たちとバーベキューをしに行ったのは2024年5月11日の土曜日である。そうなると翌日はほぼ確実に大学の授業はあり得ないはずだが、何故か彼らは日曜日に授業に出席して、じゅんが前日の記憶を失っていることにりのが気付くことになる。あるいはやはり友人たちと二次会でカラオケに行って、結局寝てしまったじゅんをりのが「一人」でじゅんの自宅まで届けるのであるが、どのようにして大柄の男性を運んだのであろうか?
 そもそもじゅんがどのようにして大学受験をパスして入学できたのかもよく分からない。要するにじゅんの「健忘症」の程度がどれほどのものか明確にされないので、ここでも病気がラブストーリーを盛り上げるために「都合よく」使われている感じが拭えないのであるが、曜日間違いや重力の無視は監督自身の「健忘症」によるものであろう。どうせ気がつかないだろうといい加減に演出されているとバカにされるために入場料を払ったように感じてしまう。
 しかしそれにもかかわらず熱演している見上愛のギターの弾き語りを見るだけでも価値のある作品と言っておきたい。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/oricon/entertainment/oricon-2326746


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『異人たち』

2024-05-20 00:56:46 | goo映画レビュー

原題:『All of Us Strangers』
監督:アンドリュー・ヘイ
脚本:アンドリュー・ヘイ
撮影:ジェイミー・D・ラムジー
出演:アンドリュー・スコット/ポール・メスカル/ジェイミー・ベル/クレア・フォイ
2023年/イギリス

「僕たちはみんな赤の他人」

 山田太一の原作を大林宣彦監督が映画化した『異人たちとの夏』(1988年)は見ていたので、これは黒澤明監督の『生きる』(1952年)の舞台をロンドンに変えたリメイク『生きる LIVING』(オリヴァー・ハーマナス監督 2022年)のようなもので、どのように変えているのかと思って観に行ったら、これは国の問題ではなくセクシャリティを問題にした作品だったので驚いた。
 まるでテーマソングのようにフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「ザ・パワー・オブ・ラヴ」が流れるのであるが、それはメンバーでヴォーカルのホリー・ジョンソンとポール・ラザフォードがゲイであることを公言しているからで、公言はしていないがペット・ショップ・ボーイズの曲が流れるのも同様の理由からであろうが、本作はもはや「ザ・パワー・オブ・ラヴ」の長尺のMVと化している。因みに原作の英題は「Strangers」である。
 そのフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「ザ・パワー・オブ・ラヴ」を和訳してみる。

「The Power Of Love」 Frankie Goes To Hollywood 日本語訳

フードの付いたかぎ爪からおまえを守ろう
おまえの部屋のドアから吸血鬼を遠ざけよう

炎のような感じだ
俺はおまえをとても愛している
夢はどれも天使のようで
窮地に立たされ酷いことになっている
愛とは暗闇を追い払う光なんだ

俺はおまえをとても愛している
魂を清め
愛し合うことがおまえの目標

愛の力
天からの力が
俺の魂を清める
燃え立つ炎は
欲望を焦がす
炎の舌を持つ愛
魂を清め
愛し合うことがおまえの目標

フードの付いたかぎ爪からおまえを守ろう
おまえの部屋のドアから吸血鬼を遠ざけよう
厳しい試練に遭う時は
おまえのための不死で公然と死に反抗する愛を持った俺がそばにいる
嫉妬は嫉妬そのものを傷つけるだろうし
おまえは美しいままであればいい
きらめく愛と花々と
真珠と可愛い少女たち
愛が活力のように
俺の内面に突進してくる

愛の力
天からの力が
俺の魂を清める
燃え立つ炎は
欲望を焦がす
炎の舌を持つ愛
魂を清め
愛し合うことがおまえの目標

今度こそ俺たちは崇高を目指そう
絡み合う神々しい恋人たち
愛は危険であり喜びでもあり
純粋でもあり唯一の宝なんだ

俺はおまえをとても愛している
魂を清め
愛し合うことがおまえの目標

愛の力
天からの力が
俺の魂を清める
愛の力
天からの力
天を摩する鳩

燃え立つ炎は
欲望を焦がす
炎の舌を持つ愛
魂を清め
愛し合うことがおまえの目標

フードの付いたかぎ爪からおまえを守ろう
おまえの部屋のドアから吸血鬼を遠ざけよう

Frankie Goes To Hollywood - The Power Of Love 

Frankie Goes To Hollywood - The Power Of Love (live)

Frankie Goes To Hollywood - The Power Of Love (Lyric Video)

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_129371


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『人間の境界』

2024-05-19 01:20:58 | goo映画レビュー

原題:『Zielona Granica』 英題:『Green Border』
監督:アグニエシュカ・ホランド
脚本:アグニエシュカ・ホランド/マチェイ・ピスク/ガブリエラ・ワザルキェビチ=シェチコ
撮影:トマシュ・ナウミュク
出演:ジャラル・アルタウィル/マヤ・オスタシェフスカ/トマシュ・ブウォソク/ベヒ・ジャナティ・アタイ/モハマド・アル・ラシ/ダリア・ナウス
2023年/ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー

諸刃の剣としての携帯電話について

 2021年にポーランドとベラルーシの国境で起こった難民を巡る実話だというのだから驚かされる。例え難民がポーランド経由でスウェーデンなど他の国に行くつもりでも、ポーランド側は正式な手続きをさせないうちに難民をベラルーシに送り返し、最後は死体と化した難民を相手の国に押し付け合う有様なのだから、想像以上に酷い状況であることがよく分かる。描き方はフェアだと感じた。
 ここまで難民が増えた要因として携帯電話の普及が大きいということも分かったのだが、携帯電話は諸刃の剣でもあり、携帯電話に対する過信が不幸を増大させてもいるのである。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/life/toyokeizai-751507


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『ビニールハウス』

2024-05-18 00:59:49 | goo映画レビュー

原題:『비닐하우스』 英題:『Greenhouse』
監督:イ・ソルヒ
脚本:イ・ソルヒ
撮影:ヒョン・バウ
出演:キム・ソヒョン/ヤン・ジェソン/シン・ヨンスク/ウォン・ミウォン/アン・ソヨ
2022年/韓国

「中途半端さ」の絶妙な描き方について

 『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督 2019年)は地上でも地下でもない「半地下」が描かれたように、本作は住居でもホームレスでもない「ビニールハウス」が描かれているのだが、少年院に入所している息子と一緒に暮らすことを夢見て、なんとか綱渡りのように誤魔化しながらその夢を目前にしているにも関わらず、最後になって自ら全てを台無しにしてしまう主人公のムンジョンを演じたキム・ソヒョンの演技が圧巻としかいいようがない。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moviewalker/entertainment/moviewalker-1187162


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