原題:『青春18×2 君へと続く道』
監督:藤井道人
脚本:藤井道人
撮影:今村圭祐
出演:シュー・グァンハン/清原果耶/ジョセフ・チャン/道枝駿佑/黒木華/松重豊/黒木瞳
2024年/日本・台湾
続・恋人に本音を明かさないヒロインについて
藤井道人監督の前作『余命10年』と同じような感想を持った。ヒロインのアミはどうやら病気を患っていて、気分を紛らわせようと旅を始めた最初の場所が台湾だった。直後に財布を無くして「神戸」と日本語の名前がついていたカラオケ店で店長に頼んでアルバイトを始め、そこで主人公のジミーと出会ったのである。
しばらく働いている内にジミーとアミは愛を深め、良い感じになるのだが、アミは突然帰国してしまう。どうもアミの気持ちがよく分からないのだが、アミは自分の病気が治ると思って、完治したらジミーと再会するつもりだったのか、あるいは不治の病を患っているからこそ何も言わず帰国したまま亡くなってしまったのか? もしも治らないと分かっていたのならば交際している人もいなかったのだから(原作は違うらしい)もう一度ジミーと会うという選択肢があってもよかったと思うのである。もっとも藤井監督がそのような悲恋が好みだというのならば仕方がないのだが。
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