原題:『21 Bridges』
監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス/マシュー・マイケル・カーナハン
撮影:ポール・キャメロン
出演:チャドウィック・ボーズマン/シエナ・ミラー/J・K・シモンズ/テイラー・キッシュ
2019年/アメリカ
現代を反映しない事件について
本作に『ダーティハリー』(1971年)などを撮ったドン・シーゲルの影を見いだし、確かにそれなりに上手く仕上がっていると指摘することは容易だとしても、1970年代ならばともかく、現代においてニューヨーク市警の警察官たちが金策に困ってコカインに手を出すことがあるだろうかという疑問が払拭できない。
それはおそらくアメリカの警官が現在直面している問題は麻薬よりも黒人に対する射殺をも厭わない取り締まりの異常な厳しさを普段からテレビなどで知っている弊害なのであろう。
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