MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ミッドウェイ』

2020-09-15 23:24:08 | goo映画レビュー

原題:『Midway』
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ウェズ・トゥーク
撮影:ロビー・バウムガルトナー
出演:エド・スクライン/パトリック・ウィルソン/マンディ・ムーア/豊川悦司/浅野忠信/國村準
2019年/アメリカ

「道半ば」の日本について

 戦争映画は相変わらずイデオロギーで評価されがちだが、例えインディペンデントでも本作を撮りたかったローランド・エメリッヒ監督の手腕は『インデペンデンス・デイ』(1996年)の頃から変わらないように思う。
 それにしても見ていて思うのは、戦闘機の爆弾のみならず潜水艦の魚雷でさえなかなか相手の空母に当たらないということである。壊れた機体を空母に当てて自爆することさえ難しいようで、だから急降下爆撃機というものが特別に作られたのであろうが、あるいはドラマが生まれる甲板は戦争映画における「聖域」なのかもしれない。
 それにもまして思うのは、日本軍の情報がアメリカにダダ洩れで、結局、山本五十六も情報漏れで搭乗機がアメリカ軍戦闘機に撃墜されており、最近でも情報漏れで「ドコモ口座」を通じた預貯金の不正な引き出し問題が生じており、今日まで日本はずっと情報が洩れているのである。


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