原題:『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』
監督:髙橋渉
脚本:うえのきみこ
撮影:梅田俊之
出演:矢島晶子/ならはしみき/森川智之/こおろぎさとみ/一龍斎貞友/潘めぐみ/関根勤
2018年/日本
「パンダ中毒」と「薬物中毒」の類似性について
「ブラックパンダラーメン」を食べた人々の顔が一様にパンダのように目の周りが黒くなるのであるが、1度食べると病みつきになるという症状や彼らの凶暴化する言動を鑑みてもこれは明らかに「やばいクスリ」をやった人たちと同じ顔で、このようなブラックジョークが相変わらず上手いと思う。
さらにその「やりすぎ感」を補うように、正義の名の下に暴走を始めるカンフー娘の玉蘭(タマ・ラン)に対して、しんのすけのいつもの「グダグダ感」の実力が発揮されるストーリーの流れも素晴らしい。