MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『100回泣くこと』

2013-06-22 23:26:55 | goo映画レビュー

原題:『100回泣くこと』
監督:廣木隆一
脚本:高橋泉
撮影:鍋島淳裕
出演:大倉忠義/桐谷美玲/ともさかりえ/忍成修吾/波瑠/宮崎美子/大杉漣
2013年/日本

なかなか煮詰まらない脚本について

 藤井秀一に誘われて沢村佳美は藤井の趣味であるバイクの修理に付き合う。佳美は迷うことなくプラグを藤井に手渡したり、「キャブレター」という言葉を知っていたりするのであるから、何故佳美がこんなにバイクに詳しいのか藤井が疑問に持ってもいいと思う。その謎が伏線となるはずなのであるが、藤井が佳美に訊ねることはない。
 事故に遭遇する前に、藤井が佳美から卵巣がんであることを告白された際に、藤井は佳美から逃げたと友人たちに噂されている。しかし藤井は決して逃げたわけではなく、佳美の入院に付き添うつもりでいたのであるが、その直前に藤井は交通事故に遭ってしまうのである。では何故藤井は逃げたことになってしまっているのか考えてみるならば、藤井の決意を知っていたのは佳美だけなのだから、藤井が逃げたとするならば、それは佳美がそのように友人たちに伝えたことになるのであるが、いくらなんでも愛している男性に汚名をそそぐわけはなく、ここは脚本が間違っていると感じてしまい、結局、100回どころか一度たりとも泣けなかった。


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成功する前提は存在しない

2013-06-22 20:10:39 | Weblog

声を詰まらせ辛坊さん「計画が無謀だったとしか言えない」 遭難会見詳報(産経新聞) - goo ニュース

 このニュースには正直驚いた。このように派手に見送られる場合にはたいてい成功する

ことが前提だと思い込んでいたから、まさか失敗して命からがら救助されて戻ってくるとは

想像もしていなかったからである。ちなみに堀江謙一が小型ヨット「マーメイド号」で兵庫県

西宮のヨットハーバーから出発したのは1962年5月12日、「アースマラソン」で間寛平が

千葉県鴨川市からヨットで出発したのは2009年1月1日だったが、海が荒れており改めて

3日になって千葉県南房総市から出発している。だから福島県いわき市の小名浜港から

6月16日に出発することに特別な問題があるようには思えず、8日の大阪出発から13日

の小名浜到着までの6日間の航海で大荒れの海も経験していたのだから、万全の対策は

とっていた様に見える。「3回、下から突き上げるような音がした」という証言から鮫のような

大きな生き物に体をぶつけられたのかもしれないが、今回は不運としか言いようがない。


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