MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『絶叫学級』

2013-06-20 22:52:09 | goo映画レビュー

原題:『絶叫学級』
監督:佐藤徹也
脚本:三浦有為子
撮影:芦澤明子
出演:川口春奈/松岡茉優/広瀬アリス/波瑠/山本美月/栗原類
2013年/日本

脚本が良すぎるホラー映画について

 中高一貫の私立女子校の美術部の顧問を務めている保坂まことはかつて同じ学校の生徒として通っていたのであるが、忘れられない思い出がある。学校でいじめにあっていたまことは同級生の秋元優美に助けてもらったのであるが、秋元は事前に家庭科室のガス栓をひねって室内に充満していたガスにライターで火をつけていじめの加害者たちと共に爆死してしまっており、その旧校舎は現在は立ち入り禁止になっている。
 12年前のその事件は風化してしまっているのだが、秋元の霊は黄泉と呼ばれるようになって、彼女に願いをかけると叶うがその代わりに大切なものを失うという都市伝説は噂になっている。当初は、荒樹加奈と香取絵莉花は親友のように見えるのだが、加奈がパンダの顔に「心」という文字が書かれている携帯ストラップの人形に無頓着で、顔に「友」と書かれている同じ携帯ストラップの人形を絵莉花が大切にしているところを見ると、どうやら2人の友情は絵莉花の‘片思い’のようである。
 読者モデルを扱う雑誌に加奈の写真が掲載されたことに嫉妬を覚えた高見沢リオのグループは加奈をイジメの対象に選ぶ。カラオケボックスでリオが仕込んだ男たちによって加奈は強姦され、翌日にはその写真が出回ってしまい、加奈は孤立してしまうのであるが、強姦された次の日に普通に登校してくる加奈もなかなかの根性の持ち主ではある。
 加奈は黄泉に、イジメを無くして欲しいという願いの代わりに、願いが叶うならば死んでもいいから誰よりもかわいくなりたいと願ったおかげなのか、加奈に対するイジメはすぐに無くなり、代わりに絵莉花がイジメの対象にされてしまう。
 結果的に、リオは硫酸で顔に火傷を負い学校に来られなくなり、加奈がリオの代わりに学園のアイドルに君臨することになるのであるが、何故か願いが叶った加奈が死ぬことはない。実はリオの火傷は絵莉花の願ったことであり、絵莉花は一番大切にしていた加奈との友情を失うのであるが、その加奈がターゲットにされていることをまことは絵莉花が残していったスケッチブックで知ることになるのである。
 同じホラー映画としてストーリーは『クロユリ団地』(中田秀夫監督 2013年)よりも断然優れていると思うが、凝りすぎていて却って当の女子学生たちには分かり難いかもしれない。


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川越達也の経営方針

2013-06-20 00:02:30 | Weblog

ブログ炎上の川越シェフ謝罪「生意気でした」(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 「くだらない。人を年収で判断してはいけませんが、年収300万-400万円の人が高級店

の批判を書き込むこともある」と持論を展開し、さらに、飲食店評価サイトで「注文していない

のに水代として800円取られた」などと批判されたことに対して、「そういうお店に行ったこと

がないから『800円取られた』という感覚になる」と反論していた川越達也が「ボクが生意気

でした。誤解をまねいてしまったようで本当に申し訳なく思っています」と謝罪してしまって

いるのだが、何故謝っているのか理解に苦しむ。昔から「一見さんお断り」という文化が

日本には存在するのだから、「タツヤ・カワゴエ」も、「本当は1500円取っても問題は無い

のであるが、サービスで800円に抑えている水代を取られたことにいちいち文句を言う

ような低所得者は店に来るな」とはっきり言えばいいのである。誰にでも好い顔をしようと

するから経営方針にブレが生じるのである。


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