バーレスク
2010年/アメリカ
成功よりも‘家族’を選ぶ物語
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
歌手としての成功を夢見てアイオワ州の田舎町からロサンゼルスに出てきた主人公という設定であるならば、ビッグスターになるというラストがこの手のミュージカルでは定番のオチであるはずなのだが、この作品はそのようなオチになっていない。常識で判断するならばクリスティーナ・アギレラが演じるアリは浮気をしていた彼氏のジャックよりも大富豪のマーカスを信用するはずであり、マーカスならばアリに‘バーレスク’以上の活躍場所を提供できるはずなのである。
ニッキーはアリの好敵手としては役不足で、ここはやはりテスがライバルとなるべきであったのであるが、何分にもアギレラとシェールは30歳以上も年齢が離れているので、ライバルには出来なかったのであろう。因ってニッキーをライバルとしての対決シーンが弱く、アギレラとシェールの‘新旧歌唱対決’は幻と化してしまった。
アリの望みは母親が彼女が7歳の時に亡くなったこともあって‘アメリカンドリーム’よりも‘親密な新しい家族の構築’だったために、見かけの派手さに比べて全体的にストーリーの方の規模が小さくなってしまっていることが物足りなくはあるが、それでもクリスティーナ・アギレラとシェールの迫力のある声の響きを聴くだけでも見る価値はある。
万引き、通報もけっこう負担 店側「時間かかる…」(朝日新聞) - goo ニュース
よくテレビのニュース番組や特番などで万引きGメンという人がスーパーなどで
監視している様子をドキュメンタリーのように放送していることがあって、特に万引き
をした高齢者が捕まって、全く反省の様子を見せない態度を見た時には、世の中
にはいい歳をしてこんな人がいるのかと呆れて見てしまっていたのであるが、最近
になって高齢者の万引きの意外な原因を知って、自分の無知を反省してしまった。
万引きをする高齢者の中には知的障害者がいるらしいのである。一見するだけ
ではそのようには見えないのであるが、そのような微妙な知的障害のために多々
誤解を受けてしまうらしく、そうなると老化による知的水準の低下も今後ますます
増えるだろうから、万引きの問題は色々な意味で混沌としてくると思う。