MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『国家代表!?』 20点

2010-12-10 22:37:34 | goo映画レビュー

国家代表!?

2009年/韓国

ネタバレ

‘極寒’における‘滑り方’

総合★☆☆☆☆ 20

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 例えば『息もできない』(ヤン・イクチュン監督 2009年)などのシリアスな物語の韓国映画は大いに共感するのであるが、コメディは笑いの壷が合わないためにあまり見る機会に恵まれなかった。しかし‘韓国で860万人動員、4週連続ダントツ1位&歴代興行成績6位の大ヒット映画’とプロモーションされている以上、今度こそは笑えるのではないのかという淡い期待を持って観に行ったのであるが、滑っていたのはスキーではなくてギャグの方だった。
 とにかく冒頭のギャグから笑えず、飛行機から撒かれる農薬を主人公たちが浴びるシーンも笑えないまま、結局最後まで笑えなかった。物語自体にも疑問があり、例えばチルグが足を骨折して試合に出られなくなった代わりに彼の弟のボングが出場することになるのであるが、大ジャンプをしたものの転倒してしまったために得点が入らず、韓国代表は最下位に甘んじてしまう。特にスキージャンプに詳しいわけではないのであるが、転倒した場合は減点されても無得点ということはないと思う。‘ほぼ実話’らしいのだが、何故ドラマではなくコメディにしてしまったのか疑問が残る。
 疑問ついでに言うならば、この作品をいとうせいこう氏が字幕監修しているのも疑問である。例えば韓国と映画の両方に通暁している明治学院大学教授の四方田犬彦氏であるならば、どのように頑張ってみてもそれ以上良くはならなかったのであろうと納得も出来るのであるが、いとう氏が字幕監修としてどれほどの功績があったのかが結果として全く見えてこなかった。
 何れにしても‘極寒’の‘スベリ’を体感したいという奇特な人以外には勧められない作品である。


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何故か怯える“大国”

2010-12-10 00:04:46 | Weblog

「欠席圧力」は正当な外交活動…中国外務省(読売新聞) - goo ニュース
中国、独自に「孔子平和賞」創設 ノーベル平和賞に対抗(朝日新聞) - goo ニュース

 あれほどの大国が余裕を持って無視しておけばいいものを、北欧の小国が毎年

好き勝手に決めているノーベル平和賞に何故これほどまでに敏感に反応してしまう

のだろうか? 独自に「孔子平和賞」なるものまで創設してしまうほど敏感過ぎる

のであるが、そんなことまでしたら正にノルウェーのノーベル賞委員会の思う壷で

あることが外交上手な中国が何故理解できていないのか不思議でならない。

ノーベル平和賞だけは毎年敢えて物議を醸すような選考をしている“ドS”振りなの

だから、今更名前を使われる孔子にしてみればいい迷惑であろう。


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