僕が住む大阪府、そしてお隣の京都府は明日から緊急事態宣言ということで、不安というか、わびしいというか、孤独というか、何とも言えない気持ちで、夜を過ごしている。
新聞を見ると大阪府知事の言葉が出ている。
それをみて、こういう緊急事態のときでも、結局、人って、普段の言葉遣いの特色が現れるものだなと思う。
例えば「今、大阪でコロナに罹患した場合、適切な治療が受けられるかわからない状況だ」と知事は言っておられる。
なんか、罹患したら、治療受けられへんかもしれへんで、おとなしく外出はせんようにしときや。と挑発的におどかされているように思えなくもない。
普段、割と知事は挑発的な言葉を使うことが多いからこういうときにもなんとなく挑発的に言葉が響いてしまうように思えてならない。
僕と同じようにこの言葉に不安を感じて、ちょっとした症状でも治療が受けられるうちにと医者へ行ったりして余計に医療が逼迫することのないように祈りたい。
本当に、ヨードのうがい薬のときも、たまたま、下町のドラッグストアに行ったら、信じられないような勢いで、人がうがい薬のコーナーに押し寄せてきて、ドラッグストアの店員さんはもう、たまりかねて、「ヨードのうがい薬はもうありません、こちらのアズレンのうがい薬もよく効きますよ」と言って、もう殺到する人をアズレンのうがい薬の方に誘導していた。
ヨードとアズレンは違うだろうと思いながらも、あれだけ人が殺到したらドラッグストアのお兄さんをわるく思う気にはなれなかった。そうでもしないと、押し寄せる人をさばききれない状況だったから。
それで、僕はテレビを見ないので、家に帰ってきて、ネットを見て、知事がヨードが効果があると言ったとか言わなかったとか、そんなゴシップネタのようなニュースが出ていることを知った。
それに、医師でもない知事が、コロナに罹患したら適切な治療が受けられないかも知れないと言うのも、なんか、医師の先生に失礼なようにも思える。
僕も、本当に、この先生はひどい先生だという医師にあたったこともあるけれど、そのとき、その時で、できる範囲で、最善を尽くしてくださったと思える医師にもこれまで出会ってきたというのも事実だし。
たとえ、一般に言われるガイドラインに沿った治療ができなくても、その状況、状況で最善を尽くしてくださる医師は多いはずだと信じたい。
医師や、医療関係者からかけられる言葉で気持ちがおちついて、病気が回復に向かうということもあるし、、、。
「府民の命を守るため、協力をお願いしますと言うしかない」という知事の言葉も、なんだか政治的プロパガンダの言葉遣いに思えなくもない。
知事が属している政党の候補者の、選挙要項に、よく、議員報酬をちょっとカットするという政策に「身を切る改革」というキャッチフレーズが踊っていることがあるけれど、府民の命を守るためって、そういうキャッチフレーズをちょっと思い起こしてしまう。
もちろん、コロナで命を落とす人も、最低限であるように、コロナ以外の要因で命を落とす人も最低限であるように、願い、祈っている。
知事も、そして、菅総理大臣も、新聞に出ている顔を見ているとなんか、ぽわ-んとした顔にみえるけれど、菅総理の場合はふだんもちょっとぽわ-んとした系の顔なので、あまり気にならないという側面もある。
そういう点は、ふだん、ぽわ-んとしているくらいのほうがこういうときは得だなと、どうでもいいようなことを考えたりしてしまう。
知事が、強気の発言とは裏腹に、不安そうなお顔をしておられるのがちょっと気になる。
それは、こんな状況で、毎日、マスコミ対応やいろんな政治判断をしていたら、不安になるのがむしろ普通だと思う。
政治判断も、マスコミ対応もない僕でもやはり、いろいろとそれなりに気になることはあるのだから、、、。
でも、そんな状況でも、知事の判断が少しでも冷静なものでありますようにと祈っている。
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それでも、街に出ると若い子は、初夏の装いで歩いている。
それに意外とカップルが多い。
晩春から初夏はカップルが多いのだろうか、よく知らないけれど、、、。
まあ、これだけ暖かくなると、カップルで街に出たくなるのもわかる気はするけれど、うらやましくもある、、、。
一日いちにち 無事でありますように、それを第一に願っていきたい。