ケンのブログ

日々の雑感や日記

ややこしい時代になったなと思う

2019年06月10日 | 日記
朝、ラジオを聴いていたら電車でイヤホンで音楽を聴いていた人が
駅のホームに降りてからイヤホンからのおと漏れを
他の乗客に注意され
頭にきて注意した人を突き飛ばした。
突き飛ばされた人はたまらず線路に落ちたけれど
怪我をしつつもホームに這い上がって
電車に引かれずにすんだというようなことを言っていた。
ラジオでは40才くらいにもなって
おと漏れを注意していただいたのに
逆ギレとは何事かというような論調で
話が進んでいた。
まあそれは人をホームから線路に突き飛ばしたら
刑事責任は問われると思う。
しかし、都会の電車で
しかも電車を降りてから他人のイヤホンの
おと漏れを注意するというのもかなり危険な行為のように思う。
都会のラッシュの電車ってみんな多かれ少なかれ
何かを我慢して乗っているわけだし。
他人に何かを注意されて
ごめんなさいという人の方がむしろ少数派だと思う。
注意されて改めるにしても
やはり注意された方は多かれ少なかれ
ムッとするのが普通ではないだろうか。
もし注意するにしても
まだおとが実際に漏れている最中に
「まことに恐れ入りますが
ちょっとおとが大きいので私、気になるんです
もうすこしだけボリュームおとしていただけないでしょうか」という感じで
したからお願いする感じでちょうどいいように思う。
それでも、逆に馬鹿丁寧すぎるということで
相手の感情をさかなでしてガツンとやられるということも
ありうるわけだし、、、。
注意するという意識で他人にものをいうのは
いまどき危険であるように思う。
それに、いまはいろんなものづくりの技術も
進化していて、おとが気になる性格なら
100円ショップにいけばかなり遮音性の高い
耳栓も売っている。
そういうので自衛策もこうずるべきであるように思う。
無差別殺人の被害にあったとか
そういう場合は仕方ないと思うけれど
相手をカーッとさせて殺人などの被害に遭った場合は
「殺された方も相手をそこまでカーッと
させたんやからね」と八王源先生は常々言っておられた。
なんかそういう逆説的なことってなかなか言いにくいけれど
八王源先生がそういう話をしておられるとき
僕はその通りだなあ、気を付けなくてはと思って
聞いていた。
本当に電車に乗っても
携帯電話での通話はだめ
イヤホンのおと漏れはだめ
大きな声で話してはだめ
リュックサックは体の前に持つのが望ましい
など守るのがマナーと言われている事項の数が多すぎる。
電車で携帯に出ないのはいいけれど
あとからまた、あのときは何で電話に出んかったんや
と問われたりする場合もある。
そんなの面倒だからとちょっと電話に出たばかりに
回りからじろっと見られるということもある。
本当に駅のトイレでうんちをしながら
会社の上司からの電話に出ている人の
話を聞いているとつらい時代になったなあと
しみじみと思う。
うんちしながら電話に出たら
声の響きで不審がられて
またあとからいじられることもありうる。
どんなけややこしい世の中になったんやと
思ってしまう。