朝は雨がかなり降っていて風も強かった。
新聞には前線が南下する影響で雨と出ている。
僕はテレビをほとんど見ないのでたしか
関東甲信越が梅雨明けしたと出ていた気がするのだけれど
関西の梅雨明けは見落としているのかも知れない。
しかし、新聞の天気図をみると前線が日本列島にかかっていて
基本的には梅雨の天気図となっている。
なんだかどうなっているんだろうと思ってしまう。
地震があった日から携帯電話にはかなり頻繁に緊急速報メールが入る。
ある場所で「しょっちゅう緊急速報メールが入るから
どれが本当の緊急かわからなくなってしまうんですよ」と僕がいうと
「そうなんです。このままでは狼少年になりかねかせん」と僕より
一回りほど年配の方が言った。
「そうなんです。僕もそれが言いたかったんです」と僕は言った。
僕の実家から車で一時間いないの場所に明治村というテーマパークがある。
たしかそこの宇治山田郵便局という建物だったと思うけれど
明治時代の修身の教科書が展示してあった。
そこにはわら半紙に男の子が狼に追いかけられる絵が書いてあって
その横に
コノコハ タビタビ ウソヲイッタノデ ダレモ タスケテクレマセン
この子はたびたび嘘を言ったので誰も助けてくれませんと書いてあった。
ようするに子供が度々狼が出たとうそを言ったので
本当に狼が出て追いかけられたときに
また少年はうそを言っているのだとみんなが思って
助けてくれなかったとくお話。
小学校の頃、あの明治時代の修身の教科書に目を通しておいた
おかげて年配の方の話についていけてよかったと思った。
でも今日はさすがに地元の町にかなり雨が降っていたので
緊急速報メールを見たら僕の町と隣の町の一部地域で
避難勧告が出ていた。
それはそうだろうと思った。
この雨だと山沿いはちょっと危ないような気がする。
僕の住まいはおかげさまで山沿いではないのだけれど。
気象情報をみると僕の町と隣の町に大雨洪水警報が出ていた。
僕が予備校に勤めている頃
大雨洪水警報だと授業が中止になるというルールがあった。
なので隣の町の市民交流センターもお休みかと思ったら
建物はとりあえず開いていた。
イベントは行われるのかどうかわからないけれど、、、。
僕の場合、建物が開いていればとりあえずそれでOKなのでそれはおかげさまだった。
谷崎潤一郎の細雪という小説を読んでいたら
大垣の人が、たいをてやぁーという具合に発音するので
大阪育ちの三姉妹はなんとか笑いをこらえていたのだけれど
お位牌のことをおいひゃーと発音されるのを聞いて
とうとう吹き出してしまって義兄にたしなめられるという場面があった。
最初にたいをてやぁーという一般法則を出しておいて
位牌をいひゃーというように具体例に進む筆跡が巧みで
さすが文豪だなと思う。
僕も岐阜の育ちでよくおばあちゃんに
けんちゃんはよつけもんもつまみゃーと言われていたので
この小説の大垣の場面は身につまされて面白かった。
谷崎潤一郎はすごいなとおもう。
はよつけもんもつまみゃーというのは
標準語に直すとはやく漬け物もつまみなさいという意味だ。
僕は子供の頃から一品食べ終わると次の品を食べるという性分だったので
いつもおばあちゃんにあれも食べなさいこれも食べなさいと言われていた。
いつも言われなくても最終的には全部食べるのにと思っていた。
あばあちゃんの料理は大概好きだったけれど
ポテトサラダにリンゴやみかんを入れるのはやめてほしいと思っていた。
ある日そのことをおばあちゃんにいうと
おばあちゃんは、どうして、と僕に聞いた
僕はサラダは野菜、そのなかにリンゴやミカンなど果物が入っていると
変な感じがする、といったら
おばあちゃんはあっさりと納得してくれて
それからポテトサラダにリンゴやみかんを入れなくなった。
おばあちゃんに教えてもらった料理で一番重宝したのは
納豆におろし大根をまぜてそれに卵をかける食べ方。
これで納豆や卵のくさみがとれてとてもおいしかった。
ただ、おろし大根の水をよく切ってから納豆に混ぜないと
水っぽくなってしまうのでそこが注意点だった。
学生の頃はそのおろし納豆でご飯を茶碗に三杯くらい食べたこともあった。
そのときの食費は一食100円程度だったとおもう。
その程度の食費でかなり栄養の豊かな食事であった。
金光さんの言葉を見ていたら
法事は親の恩を忘れないためにも大切とあった。
親の供養のためと書いてあるわけではなく
親の恩を忘れないためというところが金光さんらしいとおもう。
金光さんの教えって実用的なんだなとおもう。
新聞には前線が南下する影響で雨と出ている。
僕はテレビをほとんど見ないのでたしか
関東甲信越が梅雨明けしたと出ていた気がするのだけれど
関西の梅雨明けは見落としているのかも知れない。
しかし、新聞の天気図をみると前線が日本列島にかかっていて
基本的には梅雨の天気図となっている。
なんだかどうなっているんだろうと思ってしまう。
地震があった日から携帯電話にはかなり頻繁に緊急速報メールが入る。
ある場所で「しょっちゅう緊急速報メールが入るから
どれが本当の緊急かわからなくなってしまうんですよ」と僕がいうと
「そうなんです。このままでは狼少年になりかねかせん」と僕より
一回りほど年配の方が言った。
「そうなんです。僕もそれが言いたかったんです」と僕は言った。
僕の実家から車で一時間いないの場所に明治村というテーマパークがある。
たしかそこの宇治山田郵便局という建物だったと思うけれど
明治時代の修身の教科書が展示してあった。
そこにはわら半紙に男の子が狼に追いかけられる絵が書いてあって
その横に
コノコハ タビタビ ウソヲイッタノデ ダレモ タスケテクレマセン
この子はたびたび嘘を言ったので誰も助けてくれませんと書いてあった。
ようするに子供が度々狼が出たとうそを言ったので
本当に狼が出て追いかけられたときに
また少年はうそを言っているのだとみんなが思って
助けてくれなかったとくお話。
小学校の頃、あの明治時代の修身の教科書に目を通しておいた
おかげて年配の方の話についていけてよかったと思った。
でも今日はさすがに地元の町にかなり雨が降っていたので
緊急速報メールを見たら僕の町と隣の町の一部地域で
避難勧告が出ていた。
それはそうだろうと思った。
この雨だと山沿いはちょっと危ないような気がする。
僕の住まいはおかげさまで山沿いではないのだけれど。
気象情報をみると僕の町と隣の町に大雨洪水警報が出ていた。
僕が予備校に勤めている頃
大雨洪水警報だと授業が中止になるというルールがあった。
なので隣の町の市民交流センターもお休みかと思ったら
建物はとりあえず開いていた。
イベントは行われるのかどうかわからないけれど、、、。
僕の場合、建物が開いていればとりあえずそれでOKなのでそれはおかげさまだった。
谷崎潤一郎の細雪という小説を読んでいたら
大垣の人が、たいをてやぁーという具合に発音するので
大阪育ちの三姉妹はなんとか笑いをこらえていたのだけれど
お位牌のことをおいひゃーと発音されるのを聞いて
とうとう吹き出してしまって義兄にたしなめられるという場面があった。
最初にたいをてやぁーという一般法則を出しておいて
位牌をいひゃーというように具体例に進む筆跡が巧みで
さすが文豪だなと思う。
僕も岐阜の育ちでよくおばあちゃんに
けんちゃんはよつけもんもつまみゃーと言われていたので
この小説の大垣の場面は身につまされて面白かった。
谷崎潤一郎はすごいなとおもう。
はよつけもんもつまみゃーというのは
標準語に直すとはやく漬け物もつまみなさいという意味だ。
僕は子供の頃から一品食べ終わると次の品を食べるという性分だったので
いつもおばあちゃんにあれも食べなさいこれも食べなさいと言われていた。
いつも言われなくても最終的には全部食べるのにと思っていた。
あばあちゃんの料理は大概好きだったけれど
ポテトサラダにリンゴやみかんを入れるのはやめてほしいと思っていた。
ある日そのことをおばあちゃんにいうと
おばあちゃんは、どうして、と僕に聞いた
僕はサラダは野菜、そのなかにリンゴやミカンなど果物が入っていると
変な感じがする、といったら
おばあちゃんはあっさりと納得してくれて
それからポテトサラダにリンゴやみかんを入れなくなった。
おばあちゃんに教えてもらった料理で一番重宝したのは
納豆におろし大根をまぜてそれに卵をかける食べ方。
これで納豆や卵のくさみがとれてとてもおいしかった。
ただ、おろし大根の水をよく切ってから納豆に混ぜないと
水っぽくなってしまうのでそこが注意点だった。
学生の頃はそのおろし納豆でご飯を茶碗に三杯くらい食べたこともあった。
そのときの食費は一食100円程度だったとおもう。
その程度の食費でかなり栄養の豊かな食事であった。
金光さんの言葉を見ていたら
法事は親の恩を忘れないためにも大切とあった。
親の供養のためと書いてあるわけではなく
親の恩を忘れないためというところが金光さんらしいとおもう。
金光さんの教えって実用的なんだなとおもう。