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日・インドEPA発効 & インド商人・印僑

2011-08-01 22:46:39 | 貿易実務検定
このブログに5月21日に
貿易実務検定:インドとのEPA承認される
という記事を書きました。

 その続編という形になります。

外務省の本日(8月1日)付プレスリリース
日・インド包括的経済連携協定の発効・・・
から一部を引用すると

 1.本1日,平成23年2月16日に東京において署名された
   「日本国とインド共和国との間の包括的経済連携協定」
    (日・インド包括的経済連携協定)は,
    日本,インドにおけるそれぞれ
    所要の国内法上の手続を完了し,発効しました。

 随分、堅い表現ですが、

  日本とインドの貿易自由化を柱とする
  経済連携協定(EPA)が1日、発効した、
  ということですね。

  私の大好物のカレーは安くなるのかな・・・

  インドは急速な経済成長が見込まれる
  人口12億人という巨大市場だけに、

  日本企業の輸出や進出の拡大につながると
  期待したいところですね。

  久々の明るい話題です。


  新聞によると、

  年間約9000億円(2009年)の2国間貿易額のうち
  約94%の関税を10年間で撤廃する。

  日本からインドへの輸出品では、
   自動車部品や鉄鋼製品、DVDプレーヤー、
   ビデオカメラで段階的に関税を撤廃するそうだ。

  インドからの輸入品に対する関税撤廃は、
   ほぼ全ての鉱工業製品で発効と同時に実施し、
   カレーや紅茶、エビ加工品でも段階的に進めていく。 

   ということで、カレーは急には安くならない。


さて、期待されるインド貿易なのですが、
私の周りでは、好き・嫌いが大きく分かれています。

 これからは、
 そんなことを言ってる時代ではなくなって

 インドビジネスのセミナーが大流行だそうだ。
 
 ビジネス関係では、支払面でシビアーなので
 甘い商慣習に浸った日本企業が
 うまくお付き合いできるか疑問という
 声を聞いたことがります。

  世界の三大商人といえば、ユダヤ人、華僑、
  それにインド商人が挙げられるほどの
  商売の達人だそうな。

  彼らは世界中のいたるところで
  根を張ってビジネスを展開する。

   そういうネットワークを利用しようと
   インド系企業と提携する日本の会社もありますね。

  中国系の華僑に対して日本では
  印僑と呼んで警戒している向きがあるという。

   チャイナ・コネクションから
   インド・コネクションという言葉も
   これか流行しそうですよ。

 いずれにしろ、お友達の少ない日本ですので
 この関係は大切に育てたいものですね。

 そのためには、インドの地域研究などは、
 課題がたくさんあって面白そうですね。

 貿易実務検定とか通関士試験と関係なく、
 面白うそうな、そして、今の日本にとって
 重要な分野だと思います。

 電力不足、円高、日本市場の縮小。
 本籍日本でも外国で生産し外国で売るという、
 そんなことを考えている日本企業にとって

 あるいは、そんな環境のなか、
 世界に飛び立つ若者にとって

 インドという国について
 もっと知りたいというのは当然の欲求だと思う。  

 そのうち、
 新聞で貿易の勉強会で誰か取り上げそうです。
 楽しみにしてます。


 

コメント
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