やっと落ち着いてきました。
合間を見つけて、というか深夜遅く、
一週間かけて、事務所の大掃除をしました。
思い切って、通関士関係の資料を捨てました。
段ボール8個分くらい。
この小さい事務所に良くこれだけの
財産があったものだと自分でも驚きました。
「夜逃げですか?」
「はい、そうです。」
ウソですよ。
この分野からの撤退を考えていたのです。
昨年は、出題形式の変更で騙されました。
今年は、実務偏重の陰謀でやられました。
先生がやられた、ということは。
私を信じて付いてきてくれた受講生も
おそらく・・・、
大変申し訳ない。
講座の存在価値がない。
と考えるのが常識でしょう。
来年は、必ず合格できるという
確かなものを提供する自信がなければ
「撤退」という判断は正しい。
今年の実務偏重にだけ対処するだけなら
それは可能だ、
しかし、これでは「もぐらたたき」だ。
通関士という試験、
来年はどんな陰謀が隠されいるか?
全く読めない・・・
ある団体から依頼されていた
次年度のテキスト作成もお断りした。
私の通関士講座のHPには、
「10月14日の通関士本試験において、
3時間目の実務に非常に難しい出題がありました。
この傾向に対処するため、
全面的にカリキュラム・日程を見直します。
つきましては、以下の内容は、
変更する予定ですので、ご了承下さい。」
と、本試験翌日に書いたまま更新していない・・
撤退するかどうか迷っている。
ショックの中で、気を使ってくれる受講生もいる。
先生のお陰で改正点はクリアーできました。
来年も大変だ。
特定通関業者、複数一括納税申告など
通関業法や関税法の次年度改正点が
既に新聞などで報道されている。
私のスクールの受講生で
再受験する人がいらっしゃれば、
最後まで面倒見なければならない。
これは、当初、「勉強会」で対応する予定だった。
しかし、すでに再受講を希望されている方も
いらっしゃる。
撤退はできないかも・・
そんなとき、教え子で現役の通関士さんからメールが来た。
ブログから、私の弱気の虫を察したのだろう。
「通関はやりがいのある貴重な職種です☆★☆
多くの方が通関の業界で
活躍できる結果でありますように(祈)」
何と清清しい響きだろうか、
思わず涙腺が緩む。
少なくとも、メールマガジン、HP、ブログでの
サポートは続けよう。
「めざせ第42回通関士試験」
応援したいと思っています。