「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

多喜二虐殺前後を考察 『社会文学』第37号 特集〈転向点・1933―文学・歴史・社会の観点から〉

2013-03-08 23:31:51 | 多喜二のあゆみー歿後
『社会文学』第三七号 特集〈転向点・1933―文学・歴史・社会の観点から〉
・小特集〈「3・11」以後の社会と文学―文明史的転換に立って〉 (13年2月刊 )
 



[特集 転向点・1933―文学・歴史・社会の観点から]




〈反戦〉と〈抗日〉の運動の昂揚―作家同盟と丁玲の試み―

尾西 康充



宗主国文芸の転回―朴魯植と日韓俳句人脈―

中根 隆行



メキシコシティから望むフラチャニの丘




  ―アリス・リューレ=ゲアステル『本組み/急変、あるいはハンナと自由あるプラハ小説』について―

田丸 理砂



一九三三年の児童文学・覚書―「集団主義童話」をめぐって―

宮川 健郎



スローガンとプロレタリア川柳―鶴彬と川柳の一九三〇年代―

楜沢  健




一九三三年の位相―百合子作品にみるプロレタリア文学運動と〈大衆〉―

神村 和美



一九三〇~三三年の住谷悦治日記―ある知識人の精神の断面―

本庄  豊



日本浪漫派の倫理―亀井勝一郎とシェストフ的不安―

梶尾 文武



[エッセイ]




プロレタリア文学運動の崩壊―貴司山治日記とその周辺から―

伊藤  純



一九三三年前夜―映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』の現場から―

山 邦紀



一九三三年の宮澤賢治

城戸 朱理



[小特集 「3・11」以後の社会と文学――文明史的転換点に立って]




あやまちは何度もくりかえすからあやまちなのだ

川村  湊



被害と加害を架橋する―小田実『HIROSHIMA』の想像力―

川口 隆行



〈反詩〉の果て?―原発震災下で黒田喜夫を読み直す―

鵜飼  哲



事態に向き合うために

中谷いずみ



[自由論文]




湯浅克衛「先駆移民」論―満州開拓イデオロギーの挫折―

安  志那



森崎和江作品にみる聞き書きと詩―「まっくら」と「狐」の関連から―

茶園 梨加



大西巨人『神聖喜劇』における「無責任の体系」批判の射程




  ―丸山眞男との比較から―

橋本あゆみ



大江健三郎『水死』論―漱石『こころ』の受容をめぐって―

鈴木 恵美



[書評]




高橋修著『主題としての〈終り〉―文学の構想力』

山口 直孝




岡村知子著『太宰治の表現と思想』

西山 一樹



山本昭宏著『核エネルギー言説の戦後史1945―1960




  ―「被曝の記憶」と「原子力の夢」』

村上 陽子



小森陽一編著『3・11を生きのびる―憲法が息づく日本へ』




  『泥沼はどこだ―言葉を疑い、言葉でたたかう』




  『沖縄とヤマト―「縁の糸」をつなぎ直すために』

小山 国治

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