「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

SABU監督「蟹工船は名作になる」-日刊スポーツ

2008-12-23 17:03:11 | 多喜二と映画
日刊スポーツ2008年12月23日付によると、新作映画「蟹工船」は「蟹工船」は世界に誇る名作になると、SABU監督が豪語しているという。

詳細は以下。

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SABU監督宣言「蟹工船は名作になる」

「蟹工船」を撮影中の、前列左からSABU監督、松田龍平、西島秀俊ら  映画「蟹工船」(来夏公開予定)の撮影が栃木・足利市で行われている。今年の流行語にもなったプロレタリア作家・小林多喜二の同名小説の映画化。このほどSABU監督(43)、主演の松田龍平(25)らが現地で取材に応じた。

 SABU監督は開口一番、「絶対に名作になる。世界を驚かせる」と宣言した。酷使される労働者たちと支配する経営側の対立。現代の格差社会にも通じるテーマにほれ込んでメガホンを取っただけに、鼻息は荒い。海外配給も視野に入れる。

 男くさい現場だ。約60メートル×30メートルの倉庫に「くそだめ」と呼ばれるタコつぼのような漁民の寝所、缶詰加工場など4つのセットを設置した。ここで映画の大部分を男だけの役者で撮影する。宿舎は近くのアパートとホテル。船内さながら、缶詰め状態で“労働”に集中している。主演の松田も「素晴らしいセットでテンション上がる」。顔を黒く汚し、漁民になりきっていた。

 悲惨さの中にも、人間的なこっけいさをユーモアたっぷりに描き出すのがSABU流だ。「自分で考えて立ち上がる、というのが最大のメッセージ。現代に生きる若者すべてにこの作品を贈りたい」。撮影は年内いっぱい続く。








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2 コメント

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「蟹工船」ラッシュ (koyama)
2008-12-23 17:42:57
俳優座の「蟹工船」上演に、新作映画「蟹工船」と、来年は「蟹工船」がさらに注目を集めそうですね。

ところで、SABU監督といわれると、SABUがどうしても、サブロウとだぶってしますます。まさか三郎さんが監督に転職していたりした?けっこうシビヤな監督としていけるかも。笑。

ついでに、みなさん、飲みすぎは注意しましょう。私も今月の後半は、毎日が忘年会、望年会で少々飲んでいます。明日も26日も望年会です。私が一番注意しないといけないかな~。笑。
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Unknown (佐藤)
2008-12-23 18:17:03
「若者たち」で山本圭が演じたのが佐藤三郎でした。ちなみに「佐藤オリエ」は、山本圭主演の「小林多喜二」で、伊藤ふじ子役でした。

彼女は、彫刻家・佐藤忠良の娘です。
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