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「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

笠間書院ホームページが大阪多喜二祭紹介、なぜ?

2009-01-21 18:16:32 | 各地多喜二祭情報
全国には、いくつもの多喜二祭があるのに、笠間書院のホームページが「大阪多喜二祭」のみを紹介している。

なぜ?


http://kasamashoin.jp/2009/01/post_747.html



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2/20 古河多喜二祭

2009-01-20 11:11:11 | 各地多喜二祭情報
古河多喜二祭
  2月20日(水) 13時から 古河文学館   
講演 奈良達雄「小林多喜二と上野壮夫の作品を読む」
  主催:新日本歌人協会 古河支部(奈良方 0280-32-5761)

※図書新聞社から『上野壮夫文学全集』が刊行予定です。
上野壮夫(通称ソウフ戸籍上はソウオ)。

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第8回 神奈川七沢多喜二祭

2009-01-19 19:30:35 | 各地多喜二祭情報
丘のぞみさん ご紹介の

「第8回 神奈川七沢多喜二祭」情報です。

第8回神奈川七沢多喜二祭
伊勢原市文化会館小ホール
日時:2月21日(土)午後1時開場
1:30 映画「蟹工船」
3:30 お話「小説 蟹工船」について 多喜二研究家 相原 進さん
4:00 お話「多喜二 愛と闘い」 文芸評論家 澤田 章子さん
5:20 映画(2回目)「蟹工船」
7:12 終了




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多喜二祭への関心、期待、広がる。

2009-01-15 00:01:43 | 各地多喜二祭情報

小樽寿司屋「多喜二」 (御影暢雄) 2009-01-10 21:01:00  

雪の小樽での多喜二祭、一度行ってみたいですね。多喜二祭の晩は、小樽の寿司屋「多喜二」で舌鼓を打ってみたいものです。北海道で「うに」を食べると、内地とは全然ちがって、たいへん美味だと聞いています。

 

謹賀新年 (富士野 肇) 2009-01-10 22:52:17 ご挨拶が遅くなってしまいましたが、本年もよろしくお願いします。 「時代を撃て・多喜二」ブログ管理人 御影さんへ (佐藤三郎) 2009-01-11 00:18:06 いつもコメントありがとうございます。今後ともご指導よろしくお願いいたします。 小樽をおとずれることがあったら、地酒をごちそうしてくれる「しまかげ」をお勧めいたします。                

 

ご紹介御礼 (Prof. Shima) 2009-01-11 00:31:18 第8回阪神北小林多喜二祭に、ケイ・シュガーさんとともに出演します。

 

ご紹介ありがとうございました。 大阪 (小山) 2009-01-11 07:31:45 いよいよ全国の多喜二祭の開幕が間近になりましたね。大阪の紹介ありがとうございます。大阪もケイ・シュガーさんが歌います。 阪神北小林多喜二祭には、大阪の事務局メンバーで大挙(?)して押しかける予定です(笑)。 北海道のウニは美味しいですね。長崎の粒ウニも美味しいですよ。関西では、淡路島のウニが最高です。小粒だけど他にはない美味です。淡路島のウニは滅多にお店に並びませんが、一度食べもらいたいですね。

 

阪神北♪ (めい) 2009-01-12 11:28:29

関西地方盛り上がっていますね~島村先生、keiさん+未来さんや御影さんや大阪のみなさんですものね~ 大成功を祈っています うに、食べたいですねぇ~^^夏を思い出します^^わたしは10代の頃は、姉と海に行き、潜ってとっては、岩の上で食べてました。味付けは、海水です。 みどりっぽい、あまりとげとげしくない外観のウニが美味しいです。中身は、濃いオレンジ色です^^ムラサキウニより、濃厚でおいしいです。たまに、すでに白子がかかったのに当たると、まずいので、がっかりします。 このウニはみんなのものではなく、漁師さんのものだということで、あまりやってると、白バイの人に怒られますが、海で遊んでどうしてもおなかが空いて、その場で1、2個食べるぐらいなら見逃してくれました

 

いいなア (よこ) 2009-01-14 18:22:11 もう09年の多喜二祭なんですね。昨年は伊勢崎の多喜二祭に参加させていただきました。多喜二文学でなく、多喜二の伊勢崎でのことに焦点をあてたこと、関係者のご家族(平山知子さんを始めとした)からのお話しを聞けたこと、関係者の多くが志を曲げずに生きていたこと、とても新鮮で感動しました。今年もいろいろな角度での多喜二祭が開かれるのでしょうね。奥が深いナァ… それにしても、めいさんはすごいぜいたくな{うに体験}をしているんですね。うらやましい

 

よこさん♪ (めい) 2009-01-14 18:55:06 よこさんが瀬棚へいらっしゃったら、いっしょに海に行きたいですね^^ でもあのころのようには潜れないかも。。。ぐすん

 

大阪に来てよ~ (小山) 2009-01-14 19:58:00

みなさん、今年の多喜二祭は大阪に来ませんか? お集まりの皆さん!関東では何度もお会いしましたが、大阪ではまだ一部の人としか会っていません。一度大阪で大集合しませんか? 大阪多喜二祭 (御影暢雄) 2009-01-14 21:43:35  コメンテーターの皆さんが大阪多喜二祭に来られるのであれば、昼は堺筋本町近くの「べら塩ラーメン」、晩は法善寺横丁「正弁丹吾亭」の鯛茶漬を御案内致します。

 

大阪多喜二祭会場近く どこか素敵で安い宿はありますか? (佐藤)

                 

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各地多喜二祭情報(1/9現在)

2009-01-10 00:27:01 | 各地多喜二祭情報

2009年度 小樽小林多喜二祭  

2月20日(金)  

13時30分から 「墓前祭」 奥沢墓地 小林家墓前  

18時から 講演 浜林正夫(一橋大学名誉教授)   

小樽マリンホール  

連絡先 0134(32)8560 齋藤

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第21回杉並・中野・渋谷 多喜二祭   

2月20日(金) 18時オープニング 開演:18時30分  

報告 山口さなえ(「蟹工船」エッセーコンテスト大賞受賞者)   

講演 荻野富士夫(小樽商科大学教授)  

ピアノ演奏 村上弦一郎    なかのzero中ホール(JR中野駅)   

参加費:前売り 1200円      

主催:杉並・中野・渋谷 多喜二祭実行委員会 167-0022 杉並区下井草1-29-8 高木方 電話・FAX 03-5382-3177

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多喜二を語り合う集い IN 松山

2月20日(金) 午後6時から

松山市民会館

主催=治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟愛媛県本部

 

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第8回 神奈川七沢多喜二祭  

2月21日(土) 13時から 伊勢原市民文化会館小ホール   

 講師 澤田 章子(文芸評論家) 「多喜二、愛と闘い」   

映画 「蟹工船」   

有料     

連絡先 045(304)5889 蛎崎澄子

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第44回 秋田県多喜二祭  

2月21日(土) 13時30分~16時30分 秋田市県涯学習センター講堂    

 講演 唯田のぼる(歌人)「今に生きる小林多喜二」   

資料代 1000円  

連絡先 018(833)3117 富樫

 

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2009早春・文化の集い 熊本多喜二祭  

2月21日(土) 人吉・カルチャーパレス    

 講演 藤田廣登「小林多喜二の盟友たち」  

有料 

 連絡先 上田精一 0966-23-2527

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第29回 大館市小林多喜二記念の集い  

2月22日(日) 14時~16時30分 大館市労働福祉会館  

講演 唯田のぼる(歌人)「今に生きる小林多喜二」

資料代 1000円  

連絡先 0186(42)9694 大山兼司

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 兵庫多喜二祭  

2月22日(日) 13時30分から 神戸市生田文化会館   

報告 山口さなえ(「蟹工船」エッセーコンテスト大賞受賞者)   

講演 田島 一(作家・日本民主主義文学会事務局長)「蟹工船がいま問いかけるもの」    

参加費 1200円(前売協力券1000円)  

連絡先 0780(351)0377 兵庫多喜二祭実行委員会主催

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 2009大阪多喜二祭  

2月28日(土) 13時30分から  

大阪市立中央区民センター  

講演 尾西康充(三重大学教授)「『蟹工船』―『てむかい』から『叛逆』へ」  

資料代 1,000円  

連絡先:大阪多喜二祭実行委員会(治安維持法犠牲者国賠同盟大阪府本部内 06-6772-7555)

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第8回阪神北小林多喜二祭

今に生きる小林多喜二世代を越えた連帯 

◇◇読み継がれる「蟹工船」 ◇◇

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■ ところ   アイホール(伊丹市立演劇ホール)

 ■ と き   2009年3月22日(日)PM1時30分より(開場PM1時)

■ 内 容  第1部 講演:島村輝さん  (女子美術大学教授 「逗子・葉山9条の会」事務局長) -

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「第8回阪神北小林多喜二祭] 講演者メッセージ = <家族から世界まで--多喜二が語る「連帯」の可能性 > 2008年「蟹工船」がブームとなりました。企業の利潤追求のために、「日雇い派遣」や「偽装請負」など、若い人たちが過酷な条件の中で働かされる状況の中で、「これではまるで『蟹工船』に描かれた世界と変わらない、いやそれ以上だ」という認識が、多くの人たちに共有されるものとなってきたということが、この背景にはあります。しかし多喜二は単に「労働者の悲惨な状況」を描いたばかりではありませんでした。この作品の中で、多喜二は「暴力が支配するような状況を変えていくためには、力を持たない者はどういう方法を用いたらいいか」というヒントを示しています。それは多くの人々による「連帯のちから」の持つ大きな可能性であると言っていいように思います。  生涯を通じて、多喜二は家族や恋人など身の回りのごく身近な人たちから、植民地に住む人たちや外国人にいたる、さまざまな人々との「連帯のちから」について、考えを深め、文学に表現していったといえるでしょう。投稿作家の頃から晩年の「党生活者」「地区の人々」にいたる作品を紹介しながら、多喜二が探求し続けた「連帯のちから」の可能性についてお話ししたいと考えています。

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第2部 音楽:朗読と歌で綴る 「小林多喜二と音楽」 ヴォーカル:Kei.Sugarさん 朗   読:藤木 洋子さん ピ ア ノ:山崎 孝次さん サックス/フルート:渥美 直久さん --------------------------------------------------------------------------------

Kei.Sugarさんのプロフィール 京都市生まれ。大阪で地方新聞記者として働きながら、04年から自作曲をピアノで弾き語りを始め、全国各地で音楽活動を展開。韓国「ナヌムの家」での「平和と友情のためのフェスティバル」(07年)、ベトナムでの「日本ベトナム平和友好コンサート」(08年)に出演。CDは「多喜二へのレクイエム」(05年)、「朗読と歌で綴る多喜二が愛した音楽」「オリジナル集ー青い空を抱きしめて」(08年) --------------------------------------------------------------------------------

■ 会 費 1500円

 ■ 主 催 阪神北「小林多喜二祭」実行委員会 ℡072-781-0122 三菱革新会館内                              

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2009年神奈川多喜二祭2/21

2009-01-04 23:11:07 | 各地多喜二祭情報
蠣崎さんから年賀ハガキで、神奈川多喜二祭の案内が届きましたのでご紹介します。

●期日=2009年2月21日(土) 午後1時より

●場所=伊勢原市市民文化会館小ホール

●映画「蟹工船」上映

●講演=澤田章子氏「多喜二、愛と闘い」

※写真は蠣崎氏
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動きはじめた多喜二祭への取組み

2008-12-16 09:51:57 | 各地多喜二祭情報
はやくも、多喜二祭への取組みが大阪でスタートした。
今回は、HBC「いのちの記憶」を素材とした座談。

北海道地域では、3度にわたって放送されたものだが、その他地域ではあまり話題になっていないようだ。

販売元のソニーミュージックも、販売窓口というだけで、宣伝や販売促進の取組はなにもしていないという。

といっても北海道放送HBCが、小林多喜二の29年の生涯をドキュメンタリーで描いたことの意義は大きい。

                  ◇

「多喜二」ということを聞くだけで、身を固くし、「共産党?」という反応が一般的な時代が数年前だった。

それが今年大きな「変」化を見せた。
若い世代が共感をもって、自分の世界の「兄」として多喜二を語っているからだ。

この視点は「蟹工船」エッセーコンテストの狗又ユミカさんの応募作のものだった。「三・一五」80周年記念集会では、大賞受賞の山口さなえさんが、多喜二が生きていたら恋人としてつきあってもいい――と語り、会場の爆笑と拍手を浴びた。


こんな時代が来るとは誰も想像しなかっただろう。

それがあれよ、あれよといううちに日本の世論も世界の世論も変わっていった。
まさに「山が動いた」というのが実感だった。



多喜二に反応し、能動的に、目的意識的にネットワークを広げてくれたのが大阪多喜二祭の取組みだった。
大阪と多喜二――。多喜二と無縁とも思われがちな地域でなぜ多喜二が熱く足られるのか。

そこには、多喜二の生地、青春の地、活動の地、終焉の地、という「地域ゆかりの作家」という枠を超えて、多喜二を語り、その遺志をつなぐ可能性を広げる実験であり、挑戦があった。

第一回には、講師に、今をときめく多喜二研究と「蟹工船」ブームをリードする島村輝・女子美術大学教授を迎え、「ラブシーンの達人」としての多喜二の像を打ち出した。
第二回は、第一回多喜二シンポジウム以来、樋口一葉と多喜二を語っている文芸評論家・澤田章子さんを講師に迎えた。


そして来年の第三回は、9月に開催の、英国・オックスフォードでの多喜二記念シンポジウムで報告の尾西康充教授を迎えるという。

http://www.takiji-library.jp/announce/2008/20081009_4.html#section3

                   ◇
2008年の「蟹工船」への脚光――それが一時にブームに終わるのか、希望をつなぐ新しい動きとして生命をもってさらに成長するのか――それは21世紀に多喜二の遺産を生かす上で大きなターニングポイントだ。

多喜二、蟹工船というインパクトはまだ生きている。生かさなくてはならない。
21世紀を、未来を創るちからがそこにある――と私は信じている。

小樽、釧路、秋田、大館、中野、足立、神奈川、兵庫、阪神北、大阪、新潟、熊本――各地の多喜二祭実行委員会の底力がいまこそ問われることになる。










                                                               
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第8回阪神北小林多喜二祭案内

2008-12-04 19:05:24 | 各地多喜二祭情報
今に生きる小林多喜二世代を越えた連帯 

◇◇読み継がれる「蟹工船」 ◇◇

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■ ところ   アイホール(伊丹市立演劇ホール)

■ と き   2009年3月22日(日)PM1時30分より(開場PM1時)

■ 内 容  第1部 講演:島村輝さん 
(女子美術大学教授 「逗子・葉山9条の会」事務局長)

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「第8回阪神北小林多喜二祭] 講演にあたって]講演者メッセージ  


<家族から世界まで ー多喜二が語る「連帯」の可能性 >




 2008年「蟹工船」がブームとなりました。企業の利潤追求のために、「日雇い派遣」や「偽装請負」など、若い人たちが過酷な条件の中で働かされる状況の中で、「これではまるで『蟹工船』に描かれた世界と変わらない、いやそれ以上だ」という認識が、多くの人たちに共有されるものとなってきたということが、この背景にはあります。しかし多喜二は単に「労働者の悲惨な状況」を描いたばかりではありませんでした。この作品の中で、多喜二は「暴力が支配するような状況を変えていくためには、力を持たない者はどういう方法を用いたらいいか」というヒントを示しています。それは多くの人々による「連帯のちから」の持つ大きな可能性であると言っていいように思います。  生涯を通じて、多喜二は家族や恋人など身の回りのごく身近な人たちから、植民地に住む人たちや外国人にいたる、さまざまな人々との「連帯のちから」について、考えを深め、文学に表現していったといえるでしょう。投稿作家の頃から晩年の「党生活者」「地区の人々」にいたる作品を紹介しながら、多喜二が探求し続けた「連帯のちから」の可能性についてお話ししたいと考えています。

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第2部 音楽:朗読と歌で綴る 「小林多喜二と音楽」


ヴォーカル:Kei.Sugarさん

朗   読:藤木 洋子さん

ピ ア ノ:山崎 孝次さん

サックス/フルート:渥美 直久さん

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Kei.Sugarさんのプロフィール 京都市生まれ。大阪で地方新聞記者として働きながら、04年から自作曲をピアノで弾き語りを始め、全国各地で音楽活動を展開。韓国「ナヌムの家」での「平和と友情のためのフェスティバル」(07年)、ベトナムでの「日本ベトナム平和友好コンサート」(08年)に出演。CDは「多喜二へのレクイエム」(05年)、「朗読と歌で綴る多喜二が愛した音楽」「オリジナル集ー青い空を抱きしめて」(08年)

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■ 会 費 1500円

■ 主 催 阪神北「小林多喜二祭」実行委員会 ℡072-781-0122 三菱革新会館内
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小林多喜二をふるさとで読む会ー読書会日程09

2008-12-04 17:06:25 | 各地多喜二祭情報
 秋田県大館市の「小林多喜二をふるさとで読む会」実行委員会が二〇〇九年の読書会日程を発表した。

 読書会は来年一月から四月までの第四土曜日に同市中央公民館で開かれる。

 同会事務局の佐藤守さんは、「〇九年読書会にあたって、二つの目標を決めました。一つは、多喜二の小説を全編読むことで、これまでで残った短編十作品を読みます。もう一つは四月に『蟹工船』を再度取り上げ、青年から感想、意見を聞き、『蟹工船』ブームの意義を考えてみたいと思います。明るく勇気の出る楽しい読書会にしましょう。多くの方の参加を呼びかけます」と話している。

 多喜二読書会は〇〇年一月から始まり、〇九年で十年目を迎え、県外の大学生たちや県内の大学教授が参加したこともある。

 昨年一月の読書会に参加したシカゴ大学のノーマ・フィールド教授は、同読書会を「日本の民主運動の底力、希望」と表現し、「みなさんと青年たちとの出会いを望みます」と話した。

 参加は自由ですが、会誌『多喜二通信』の印刷通信費として、年間千円が必要です(学生等無料)。『多喜二通信』は八十二号まで発行され、県内外の会員約二百人に送られている。

 同会への連絡先は、大館市御成町一丁目一九番一九号、佐藤守さん0186(43)1757。

読書会の日程
 09年読書会の日程、テキスト・作品名、講師名は次の通り。

①1月24日
 =「継祖母のこと」「ロクの恋物語」「ある役割」「彼の経験」、野呂勝也さん
②2月28日
 =「万歳々々」「最後のもの」「来るべきこと」、大山兼司さん、「市民のために!」「壁にはられた写真」「プロレタリアの修身」、長崎恵子さん
③3月28日
 =「飴玉闘争」「七月二十六日の経験」「疵」「失業貨車」、宮腰孝悦さん
④4月25日
 =「蟹工船」、小西育芳さん
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