楽しい老後を求めて

高齢者の生き方を模索した日記風です

冬の景(2)

2007-12-30 13:08:51 | Weblog

おくら(12.25写) 賢治の農具小屋兼トイレ。手前は南天の実。

かって、今の「雨ニモ負ケズ」の詩碑のある所にあった羅須知人協会
に附随する建物としてあったが、近くの人が譲り受け保存してあったの
を、近年現在地に移転した。(桜町四丁目内)

昨日は少し年取り準備の買い物をした。少し風邪気味だ。十分予防
しているのだが、妻からうつった様だ。防ぎようが無い。

夜テレビで「吉原炎上」を見た。11時過ぎまで見るのは何時もながら
こたえる。最初10時ごろ寝る予定だったが、ストーリーに引きずられて
最後まで見た。観月ありさも今までコミカルな看護師役など多かったが
演技派へ脱皮だろうか。良く演じていたと思う。吉原の女には東北の
小作農の子女出身が多いと聞いたことがある。貧困のせいだ。
昭和30年代の公娼制度廃止が論議され当然廃止が決定されたが、
その反対論の中に、一般子女に皺寄せがいき世相の性的紊乱を招く
と言うものがあった。ある意味では、現在は不幸にもそれが的中して
いる面もあると考えさせられる。併し当然それのみに原因を持っていくのは
誤りである。昨日の作品の中の女性達に深く哀れを感じた。

今日の俳句(飾売り)

昔は主に28日に町の道路際に沢山出た。他の大道商人も出て口上
面白くいろいろな物を売っていたので、人出も多く小学校の帰りにランド
セルを背負ったまま、暫く見物していたものだ。今年の28日は2人程、
農家の飾り売りを見ただけだ。私は親戚の農家から貰った。

飾売まづ暮れなづむ大欅      盤水

夕市の外れを囃し飾売る      景昌

今年又注連縄売りが柳生から   智照尼