無謬と無誤

今日は新約緒論の講義。
明治以降の日本のキリスト教界（特にプロテスタント）の歩みを概観しながら、聖書観についての説明。


＊　聖書の無謬性（むびゅうせい）

＊　聖書の無誤性（むごせい）


たった一字違いだけれど、聖書をどのように見るのかという点では随分違う。

（無謬性）
聖書は救いに関して誤りのないものだが、記述自体は誤りがないとは言えない。
突き詰めていけば、聖書のある部分は信頼できるが、ある部分は記録した人物（弟子たち）の主観や当時の教会のコントロールが及んでいるため事実として信頼できない。


（無誤性）
聖書は神の霊感（導き）を受けた誤りのないもの。
聖書は神がその記録した人物を用いて書いたもので、そのすべての記述に誤りはない。



聖書の無謬性に立つ時、聖書を読む人の主観に依存するようになり、キリストのイメージも神学もボンヤリしてくる。


聖書の無誤性に立つ時、聖書という唯一の規準に忠実であろうとするので、キリストのイメージも神学も明確で安定してくる。


聖書を誤りなき神の言葉として忠実に学び、慎重に伝えるものでありたいと私は願う。
神の言葉に仕えるということは、途方もなく重大なこと。

痛かった～

数日前から奥歯に鈍い痛みが・・・。
昨晩は２時頃に激しい痛みで目が覚めた。
顔が変形するんじゃないか（大げさかな）というくらいの痛みだった。

少々寝不足気味とは言え、いつもどおり神学校の講義を終えて、昼食もみなさんといっしょに楽しみ、帰る。
あの痛みが続いたのでは何も手につかないので、歯医者へ行くことにした。
どこにしようか迷ったけれど、近いところにした。
さくら歯科クリニック。
電話をしたら、幸い１時間半後に空きがあるそうで予約を入れてもらった。

ということで、治療をしてきた。
応対や説明も丁寧で安心した。
治療の時も麻酔をしていたとはいえ、痛かったが、昨晩の痛みを思えばたいしたことはない。
まだ４，５回通わないといけないらしいが、とりあえず痛みの原因だった虫歯は処置してもらった。
もっと早い段階で治療しておけば良かったのに・・・と思うけれど、なかなか足が向かなかった。

あの痛みがなくなり非常にスッキリ。
教会に戻り、ギリシャ語の勉強に集中。
スッキリして、いつもより集中できたような。
今度は火曜日にギリシャ語の中間テスト。