せいかつ創庫

野球・音楽・アート・街の風景など、自分自身のネタ創庫。
野球の楽しみ方、考えてます。自作イラストの展示も。

アメデオ・モディリアーニ展

2008年05月25日 | アート
蒲郡は断念です。
天気の回復も早そうですが、遠いのに試合の有無が読めないですから。

昨日の話をします。

名古屋市美術館で開催の「アメデオ・モディリアーニ展」に行ってきました。
良太まつりのあとにね。


アメデオ・モディリアーニ。
エコールド・パリの代表的な画家です。

35歳と短い生涯の間に、まさしく太く短いアート活動を行いました。

人物画を中心に活躍をされた作家で、もともと彫刻も取り組んでいたことから、人物描写については相当のこだわりがあったと思います。


面白いんです。
似顔絵を描く者としても、人物を捉えるのって、やっぱ難しいと思います。


モディリアーニの作品は、線は単純であって純粋です。
複雑なタッチではありません。

でも、人物をイキイキと表現しているのが、細部に気の配られた(こだわった?)表現があること。

身体のひねりや、色の使い方が絶妙だと思います。
影を上手に使ったり、そのコントラストに青い色を使ったり、表現に深みがあります。



身体のひねり、曲線の絶妙さといえば、裸婦です。
挑発的な自信に満ちあふれた表情もどうでしょうか。

それより、ええ乳してると思う(爆)。


そしてなによりその純粋なまでのラインに迷いがないのです。

デッサン画も何点か展示されていました。
モディリアーニはデッサンがいいんです!

それが、作品に動きを与えている。
モデルの気持ちを伝えるがごとく。。


そして、モディリアーニといえば目が瞳の色だけで描かれている人物画が有名ですが、そればっかりでもないんです。

初期のころの作品は目もあり、表情もある作品があります。
後期になってくるにつれ、自身の作風を確立するように丸みを帯びた、目が描かれない作品になってきます。



そして、イラストチックでもありません??

パッと目に入ってくる明快で実直な第一印象と、細部に目を配れば、大胆な配色で効果を与えるコントラスト。
動きを感じさせるモデルの表情、身体の動きの描写。

これは、似顔絵イラストにも大きく役に立つような気がします。

スポーツ選手を描く者として、フォームや身体の細部の動きを生かす。

この表現力。
静かな人物画に迫力を感じます。

いや、実際もたぶんすごい迫力だったんだろうなぁ。。
酒とドラッグもかなり助けたそうですが。。。



現存する作品は全世界でも200点あまりだそうです。
短い期間で人生を削って描かれたような作品たち。

人物の伝える存在感。
その存在感は、モディリアーニの生命そのものかもしれません。



※掲載写真はチケットおよび購入したポストカード等資料を撮影したものです。
 権利上問題があれば削除いたします。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うぅむ (さるきち)
2008-05-25 12:51:03
えぇ乳してますねぇ・・・。
って目の付け所が違う!

ま、俺の相方のほうがデカいですけどね
返信する
れす (名古屋の51)
2008-05-29 08:57:48
>さるきちさま
目の付け所が違う!!

でも、ほんと素敵な作品でした。
ぜひお近くでご覧になれるようなことがあれば、思い出してみてください。。

乳じゃないよ(爆)。
返信する

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