昨日、初代名鉄パノラマカーが引退したそうです。
珍しいパノラマ車両に奇抜なデザインは、鉄道ファンではないボクでも名鉄の”名物”として印象深く、偶然乗る車両にパノラマカーが入ってきたら「おっ!」とちょっと嬉しい気分になるものでした。
残念ながら先頭に乗ったことはないのですが。
やはり、
鉄道や車など、無機質な機械の固まりと言ってしまえばそれまでですが、その車に乗ってたくさんの思い出を作った人には、その車両もまた家や家族、友達と同じ感慨を抱くものです。
それが、生活の中でほんとうに”当たり前”なものほど、その感慨は深いでしょう。
我々の仲間うちでも、おぐりくんはその感慨が深いようで、自身の日記にも思いを寄せていました。
とくに、
このパノラマカーの個性的な先頭は、動物にも似た個性的な”顔”であって、よりファンに可愛がられたのだと思います。
そう!
あのパノラマカーの”顔”。あの名鉄の色。
この秀逸なデザインに、ボク的な視点から語ります。
といっても、
ルーツとなった方がいらっしゃいまして、その方のひとりを紹介するだけですが、、
その方は故杉本健吉氏と言います。
この杉本先生。
名古屋出身のグラフィックアーティストです。
グラフィックアーティストという、いわゆる商業デザインで確立された”はしり”としても尊敬できる方です。
名古屋の商業デザインを多く手がけています。
名鉄のパノラマカー開発にあたり、あの名鉄を象徴する”スカーレットレッド”を確立されたのが、この方なんです。
同じ鉄道で言えば、、
名古屋の地下鉄!
このマークも杉本先生のデザインです。
地下鉄東山線が名古屋で初めての地下鉄として走る時、この黄色い車体カラーを選定したのも氏です。
ほか、
青柳ういろの柳にカエルのデザインや、名鉄百貨店、中部電力など、、名古屋の街と生活に密着したデザインを彩ってくださった方でもあります。
青柳ういろの”柳にカエル”
これもまた、小野道風の逸話をモチーフにデザインされたものですが、小野道風もこの愛知県出身の書家ですよね。
名鉄パノラマカーも愛知の文化の一つとして、多くの支持を得て長年走り続けた名古屋の象徴です。
その名鉄を印象づけるあの”色”を生み出した杉本先生もまた、名古屋の美術文化をリードした象徴のひとりです。
初代パノラマカーの引退は、名古屋の街を彩る文化がひとつ消え失せるという意味でも、とても寂しいことです。
さらに、名鉄も新型車両は軽量化、コスト面の理由で、アルミのシルバー車両がどんどん入ってきているそうです。
名鉄と言えばあの”赤”
これも杉本先生が確立し、名古屋の文化となっている。。
時代の波かもしれないが、名古屋を象徴する”色”もまたこうして影をひそめるようになってくるんですかね。。。
杉本健吉の作品は杉本美術館にてご覧になれます。
ぜひ、名古屋の文化とパノラマカーの起源に触れる意味でも、杉本先生の作品もご覧になってみてください。
杉本美術館もまた、名鉄に乗って行くことが出来ます。
美浜町の、海のキレイな場所にたってるんですよ。
珍しいパノラマ車両に奇抜なデザインは、鉄道ファンではないボクでも名鉄の”名物”として印象深く、偶然乗る車両にパノラマカーが入ってきたら「おっ!」とちょっと嬉しい気分になるものでした。
残念ながら先頭に乗ったことはないのですが。
やはり、
鉄道や車など、無機質な機械の固まりと言ってしまえばそれまでですが、その車に乗ってたくさんの思い出を作った人には、その車両もまた家や家族、友達と同じ感慨を抱くものです。
それが、生活の中でほんとうに”当たり前”なものほど、その感慨は深いでしょう。
我々の仲間うちでも、おぐりくんはその感慨が深いようで、自身の日記にも思いを寄せていました。
とくに、
このパノラマカーの個性的な先頭は、動物にも似た個性的な”顔”であって、よりファンに可愛がられたのだと思います。
そう!
あのパノラマカーの”顔”。あの名鉄の色。
この秀逸なデザインに、ボク的な視点から語ります。
といっても、
ルーツとなった方がいらっしゃいまして、その方のひとりを紹介するだけですが、、
その方は故杉本健吉氏と言います。
この杉本先生。
名古屋出身のグラフィックアーティストです。
グラフィックアーティストという、いわゆる商業デザインで確立された”はしり”としても尊敬できる方です。
名古屋の商業デザインを多く手がけています。
名鉄のパノラマカー開発にあたり、あの名鉄を象徴する”スカーレットレッド”を確立されたのが、この方なんです。
同じ鉄道で言えば、、
名古屋の地下鉄!
このマークも杉本先生のデザインです。
地下鉄東山線が名古屋で初めての地下鉄として走る時、この黄色い車体カラーを選定したのも氏です。
ほか、
青柳ういろの柳にカエルのデザインや、名鉄百貨店、中部電力など、、名古屋の街と生活に密着したデザインを彩ってくださった方でもあります。
青柳ういろの”柳にカエル”
これもまた、小野道風の逸話をモチーフにデザインされたものですが、小野道風もこの愛知県出身の書家ですよね。
名鉄パノラマカーも愛知の文化の一つとして、多くの支持を得て長年走り続けた名古屋の象徴です。
その名鉄を印象づけるあの”色”を生み出した杉本先生もまた、名古屋の美術文化をリードした象徴のひとりです。
初代パノラマカーの引退は、名古屋の街を彩る文化がひとつ消え失せるという意味でも、とても寂しいことです。
さらに、名鉄も新型車両は軽量化、コスト面の理由で、アルミのシルバー車両がどんどん入ってきているそうです。
名鉄と言えばあの”赤”
これも杉本先生が確立し、名古屋の文化となっている。。
時代の波かもしれないが、名古屋を象徴する”色”もまたこうして影をひそめるようになってくるんですかね。。。
杉本健吉の作品は杉本美術館にてご覧になれます。
ぜひ、名古屋の文化とパノラマカーの起源に触れる意味でも、杉本先生の作品もご覧になってみてください。
杉本美術館もまた、名鉄に乗って行くことが出来ます。
美浜町の、海のキレイな場所にたってるんですよ。