明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。 明日が佳き日になりますように。

正木美術館「茶墨精枠」@茶道資料館 細川護照作

2015年11月13日 15時30分27秒 | お茶
正木美術館「茶墨精枠」@茶道資料館

正木美術館
大阪泉州、大昔に訪ねたことがあるがその後は遠くて。

もともとはスルーするつもりだったけれど、ご縁があって。



墨蹟の掛軸だらけかと思っていたけれど、いや、意外と良かった。

入っていきなりの雪津筆の「翡翠図」と大名物の唐物肩衝茶入 銘有明 が良かった。

玳皮盞(たいひさん)唐物青貝天目台
これなら言われなくても両手扱いする。

絶海中津賛の「墨梅図」
定番の梅ながら、伸び伸びとした線がいい。落ち着く。

雪舟筆の「山水図」
なかなかいい。それに賛を読んで初めて気が付いたが、図中に漁師二人が小さく描かれていて、無機質な山水になりがちなところがほっこりする。

利休図 伝等伯筆 古渓宗陳賛
古渓宗陳の書は初めて見たかも知れない。ちょっとした感動もん。

古芦屋釜
桃山以前の芦屋釜は古芦屋と言うのか... でもいい雰囲気。

墨水画
はまると言えばはまるかも知れない。それにこんな時代を通り過ぎて宗達などの色の世界になっていくんだとも感じた。


最後にお抹茶を頂いたが、そのお茶碗がなんと元総理の細川護照氏作。だからどうだ?ということだが、ちょっと嬉しい。

ろくろで仕上げだ後、ほんの少し細めるというか歪めるというか。味わいがあり、これこそ光悦作に似ているとさえ思えた。






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