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ビケティ『21世紀の資本』(トッド絶賛)2

2022年07月01日 | 社会
🌸ビケティ『21世紀の資本』(トッド絶賛)2

戦争が中間層を出現させた
 ☆資本とそこから得られる不労所得(利子、地代、株の配当など)
 *1部のの富裕層に集中化することを防いだのは20世紀の戦争
 ☆戦争は物理的な破壊、インフレを招く
 *それは、緊急措置の課税をもたらし、それらが資本の集中化を止めた
 ☆資本は制御され、労働、教育、能力主義の時代が到来した
 *上位1%は、遺産ではなく、労働によって決まるようになった
 ☆1945年以降の経済的な民主化
 *階層構造まで壊し富を一から再分配することはなかった
 *下位の50%の層は相変わらず何も所有しなかった
 ☆戦後に生じた変化の最たるもの
 *「世襲財産的な中間層」の出現である
 *上位10%と下位50%の間に、何かを所有する40%が現れた
 (何かとは、マイホームやささやかな貯金)
 ☆それらは上位の10%が持つ資産よりも
 *高い収益率では投資・運用されない
 ☆しかし社会を守るのはこの中間層である
 *戦後復興を遂げた社会は、やがて平静を取り戻す
 *ほどよい人口増加と、ほどよい経済成長の時代を迎えた
 *自然な成りゆきとして再び資本収益率は成長率よりも高くなる
 ☆税率は下げられ、資本蓄積が再開される
 *社会の世襲財産化が進み
 *私たちの社会は平等な理想郷ではなく格差社会になっていく
 *国家による調整がないと、世襲財産的な社会が再び訪れる

ベビープーマーたちの「能力主義」幻想
 ☆社会の操縦席に座っているベビーブーマー
 *自分たちの社会が能力主義に基づいており
 *高学歴を目指す努力とその獲得が、階級上昇への道だと信じている
 ☆しかし、年を経るごとに相続や贈与を通じて
 *親の財産が子供の生活水準を決めるようになってきている
 ☆貧しい人々にとっては
 *学歴があるだけのバカの自惚れの方が有害である
 (知的に優れていると思いこんでいない資本の相続人の謙虚さより)
 *能力主義の消滅が、何も所有しない人々に
 *さらなる危機をもたらすとは必ずしも言えない

希望は米国にある
 ☆英国と米国の歩みは、アングロサクソンの文化的統一性がある
 *南北戦争前の米国経済
 *奴隷制によって蓄積された資本大きな役割を担っていた
 ☆ドイツでは意外なことに第2次大戦後も富裕層の金融資産が残った
 ☆大陸ヨーロッパと米国の比較でのピケティの分析
 *資本が所得を決定する力
 *米国の方がヨーロッパよりも弱い
 ☆世襲財産的な社会という過去への回帰
 *福祉国家を標榜するヨーロッパの方が米国よりも先に進んでいる.
 ☆アングロサクソンの英国と米国
 *第二次大戦前に高額所得者に対して、没収に近いような
 *高い税率を導入することができた
 *ヨーロッパ大陸諸国の水準以下の税率にするために高い税率を撤廃した
 *資本を制御することは、ヨーロッパよりも米国より容易である
 *アングロサクソンの社会、世襲による財産移譲を好まない
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『老人支配国家日本の危機』

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