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宦官(かんがん)2

2022年07月15日 | 歴史
🌸宦官(かんがん)2

宦官の集め方
 ☆古代では占領した異民族の男性を去勢して後宮に放り込んだ
 *このシステムでは恒常的に人員補充はできない
 *宦官には子供はいないため、世襲が無理
 ☆中国では家柄のいい家に生まれない限り立身出世の道はない
 *中国には、中産階級が存在しない
 *一握りの権力者や金持ちを除き、大半が農奴のような存在
 ☆貧しい階級の境遇から逃れる道が2つある
   *官吏登用試験の「科挙」に受かる
 (科挙の試験は恐ろしく合格率の低いもので超難関試験)
   *もう一つの道が「宦官」になること
 (中世以降の宦官は、自らの意志で男性器を放棄した者たち)
 ☆自ら去勢することを「自宮」と言う
 *後宮に入れば、飢饉で飢え死にする心配はない
 *社会が乱れて、景気が悪くなると、自官者が増えた
 *幼い息子のチンチンを切る親も多くいた

自宮の方法
 ☆王袋とチンチンを細い紐または糸で縛る
 *刀でズバッと切り落とす
 *その後、尿道部分に白銀の棒を突っ込む
 *3日目に白銀の棒を抜いて、尿が噴き出たら手術は成功
 ☆尿が出ない場合手術は失敗
 *助かる道はなく、苦痛の中で死ぬ

 *漢時代での死亡率は30%くらい
 *清朝末期には3%位の死亡率になった
 ☆司馬遷が官刑にあったのは漢の時代
 *彼が生き残ったのは運が良かったと言える
 ☆紙を発明したのは、後漢時代の宦官蔡倫
 *蔡倫は、歴史上最も人類に貢献した宦官と言えるかも

身体も精神も破壊
 ☆自官には手術の苦痛以外に、精神的な苦痛もある
 *「子孫を残せない」運命と
 *「男ではなくなった」という認識
 *二つを受け入れなくてはならない
 ☆宦官は、身体も破壊され、精神も破壊される
 ☆中国では、宦官の存在が三千年間も残り続けた
 *宦官は中国が生み出した必然の産物でもある
 ☆中華民国建国までの三千年以上
 *中国では絶対的専制国家が続いてきた
 *皇帝は「神」に似た絶大な権力を一手に握り
 *それ以外の人々は、「皇帝の奴隷」のような存在だった
 ☆皇帝が神のような権力を持っていても
 *悩みや苦悩はあるし、謀反の恐怖もあった
 *有能な部下がいれば、それだけ不安も増大する
 ☆皇帝の唯一、心のよりどころとなるのが宦官
 *ボンボン皇帝は十代半ばから後官に入り浸りになる
 *皇帝の悩みは女のことしかありません
 *そんな皇帝の一番の相談相手は宦官です
 ☆後漢末の皇帝霊帝
 *宦官の張譲を「我が父」、宦官の趙忠を「我が母」と言った程
 ☆中国人は伝統的に
 *身体の一部を切り取ったり毀損したりすることに抵抗が少ない
 *これは「纏足(てんそく)」についても同様
                      (敬称略)                                     
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⛳出典、『禁断の中国史』




宦官(かんがん)2
(ネットより画像引用)

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