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「差別と偏見」の奇妙なルール

2023年02月13日 | 生活
🌸「差別と偏見」の迷宮4

ステレオタイプ(偏見)の学問に奇妙なルールがある
 ☆「ステレオタイプが事実かどうかは問題にしない」ことだ
 ☆ナチスのホロコーストで多くのユダヤ人が犠牲になった
 *背景にあるのはヨーロッパのキリスト教社会でのユダヤ人差別
 *「ユダの裏切りでイエスが処刑された」とされていること
 *イエスはユダヤ教の改革派で本人もユダヤ人だった
 (他の使徒たちも全員がユダヤ人だった)
 ☆日本には出自を理由にした根強い差別があった
 *以前は、大手銀行は内定前に学生の戸籍を閲覧した
 *実家に興信所を派遣して出自を調べていた
 *理由は「穢れた血を会社に入れない」ためだ
 ☆万世一系の神話
 *「高貴な血は子々孫々まで受け継がれる」ことになっている
 *ご都合主義的な解釈を否定すると天皇制が維持できなくなくなるから
 ☆ヒトは両性生殖の生き物である
 *子どもは父親と母親からそれぞれ50%の遺伝子を受け渡される
 *世代を経るごとに遺伝子の共有率は低くなり
 ☆数十世代もすれば、「高貴な血」も「穢れた血」も
 *ヒトの遺伝子プールのなかに散逸してしまう
 *家系や血のつながりはなんの意味もなくなる
 ☆「ユダヤ人がイエスを殺した」という物語
 *イエスや他の使徒はヨーロッパ系白人であること
 *暗黙の前提にしているがこれはデタラメだ
 ☆ステレオタイプが明らかに誤つている場合
 *指摘することは、偏見や差別をなくすのにきわめて有用だ
 ☆ステレオタイプの真偽は問題にしない・されない理由とは
 *「偏見」には「正しい」ものがあるケースがあるからだ

「偏見」のなかには正しいものもある?
 ☆過激なフェミニズムの一派の主張
 *男と女には生殖器官以外なんの生物学的ちがいもない
 *「男らしさ」「女らしさ」は社会的・文化的に構築されたと主張する
 ☆「男は女より暴力的だ」は典型的なジェンダー・ステレオタイプ
 *国や文化のちがいにかかわらず、社会で殺人犯は圧倒的に男が多い
 ☆性ホルモンの一種であるテストステロンには大きな差異がある
 *テストステロンは筋肉や骨格を発達させるとともに
 *性愛への関心を高め冒険や競争を好むようにするとされる
 *テストステロンの量には大きな性差がある
 *これが男の攻撃性・暴力性を高め犯罪件数や刑務所の収監率への
 *性差につながるという説明は筋が通つている
 ☆「ジェンダーギャップは社会的に構築される」という立場では
 *生物学的な解釈は「差別」として否定されることになる
 *男女が平等な社会になれば
 *男の殺人件数は女と同じまで減ると、主張しなければならないが
 *筋金入りのフェミニストでも躊躇するのではないか
 ☆アメリカは「人種の平等」を達成するための研究結果
 *人種別の世帯収入や知能指数を公的に調べている
 *人種別の世帯収入、アジア系と白人が高く、黒人とヒスパニックが低い
 *人種別の知能指数と完全に一致している
 *「勤勉な文化をもつ人種」と「怠惰な文化をもつ人種」という
 *ステレオタイプが生まれた
 ☆人種別の犯罪件数では、黒人が高く、白人が低い
 *黒人と暴力・犯罪を結びつけるステレオタイプが生じる
 *人種間のちがいは、奴隷制の負の歴史や有色人種等
 *構造的な差別でもたらされたものにちがいない
 ☆学者でも″科学的″知見を人種問題に適用すると
 *「差別主義者」のレツテルを貼られて社会的生命を奪われてしまう
 *結果、学問の世界に巨大なタブーが生まれる
 *「科学」を名乗り科学を否定しているのは、空理空論ではないのか
 *この疑問も、「言ってはいけない」ことにされている

「ピグマリオン効果」は存在しない
 ☆映画『マイ・フェア・レデイ』の原作は戯曲『ピグマリオン』
 *イギリスの階級社会を風刺し教育の可能性を描いている
 ☆社会心理学の「ピグマリオン効果」とは
 *教師が生徒の能力に強い期待をもっていると
 *実際に生徒の能力が向上する現象のこと
 *子どもの成績が悪いのは遺伝のせいでも
 *子育てが間違っているからでもなく教師の「期待」が低いからだ
 *よりよい教育を実現することですべての子どもたちが
 *本来の能力を発揮できるようになる
 ☆公民権運動でアメリカ社会が動揺するなか
 *白人上流階級の理想主義的なリベラルはこの説明を大歓迎した
 ☆その後、ピグマリオン効果は多くの批判にさらされることになる
 *それは「上に立つ者」にとって都合が悪かったからだ
 *自分が教えている学生が落第したのは自分が勉強しなかったからでなく
 *あなたの期待が低いからだと教師に抗議するかもしれない
 ☆日本の大学教員にもピグマリオン効果を講じるひとがいるが
 *こうした事態にどう対処するつもりなのだろうか
 ☆同様の理屈
 *「親の期待が低い」「上司の期待が低い」「社会の期待が低い」等
 *いくらでも拡張可能で共通するのは「自分はなにも悪くない」ことだ
 *誰もがこんなことをいいはじめたら、社会は成り立たなくなってしまう
 ☆ピグマリオン効果は、ほんとうに存在するのだろうか?
 ☆小学校で一種の知能テストを行ない検証実験が行なわれたそ結論
 ①実験者の期待が被験者に影響するという意味からすると
 *ビグマリオン効果は存在する
 ➁その効果はさほど大きなものではない
 *ピグマリオン効果は、小学校低学年の子どもたちを相手に
 *教師が生徒のことをよく知らないときにだけ観察できるが
 *その効果は徐々に失われていく
 *理由は、教師が実際の子どもの能力に合わせて期待を修正するからだ
 *成績の良し悪しは教師も生徒も知っていて
 *第三者の介入にはほとんど影響されない
 ☆近年は欧米の心理学の授業で
 *ピグマリオン効果を積極的に教えなくなった
 ☆大騒ぎした挙句、「遺伝か環境か」の元の話に戻った
                      (敬称略)                                     
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⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『バカと無知』







「差別と偏見」の奇妙なルール
(ネットより画像引用)

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