慶喜

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最近、数年進行している「悪い円安」

2021年09月08日 | お金
🌸最近、数年進行している「悪い円安」

 ☆数年、日本円の為替レートに大きな変動が見られない
 ☆現実には実質的な円安が進行中
 ☆日本人の購買力は年々低下している
 ☆物価の違いを考慮すると日本円は1970年代の水準
 ☆取引レート1ドル=250円程度の円安状態である

⛳為替レートは物価水準で変化する(購買力平価)
 ☆現実の為替レートは、物価だけでは決まらない
 *投機的な需要や通貨全体の信頼度
 *輸出入に伴う実需などさまざまな要因で決まる
 ☆何らかの理由で為替レートが大きく変動しないこともある
 ☆今の日本円はまさにそうした状況

通常、為替が円安になれば
 ☆輸出金額が増えるので海外に製品を販売する企業は有利になる
 ☆輸入金額も増えるので輸入する企業にとっては不利になる
 *円安で増加した仕入れコストを製品価格に転嫁すれば
 *消費者は同じものをより高い値段で購入しなければならない
 ☆為替が変動しなくても
 *日本の物価が横ばい、海外の物価が上昇した場合
 *為替が安くなったことと似たようなことになるはず
 *しかし数年、日本円の為替レートに大きな変動が見られない

為替水準は70年代半ばと同水準
 ☆実質実効為替レート 
 *物価の違いを考慮した日本円の各国通貨に対する為替レート
 *現在の為替水準は70年代半ばとほぼ同水準
 *1ドル=360円の固定レートが崩れ、円高が進んでいた時期
 (当時の為替レートは1ドル=200円台)
 ☆日本人の実質的な購買力は、1ドル200円の水準まで低下した
 *75年時点における日本人の平均所得はアメリカ人の約6割
 *その後、日本人の所得が上がってアメリカと同水準になった
 *90年代以降、再び下落
 *現在はやはりアメリカ人の6割程度
 ☆当時と比較しグローバル化で、価格低下が進行する等、環境は異なる
 *しかし70年代に近い水準まで日本が貧しくなったのも事実だ

本来、日本、デフレなら円の価値が高まり本来円高になる
 ☆為替が円高になることで物価の違いが調整される
 ☆それが機能せず、内外価格差で、円安になっているのが現実
 ☆価格差は日本の国力低下を反映したものなのだ
 ☆ここから円高が一気に進み、物価が調整されるとは考えにくい
 ☆為替がいつ動きだすのかは誰にも分からないので断言はできない
 *輸入コストの増大によって経済格差を実感する流れが続くだろう
 ☆次に為替が動きだすのは
 *日本経済のファンダメンタルズ一段悪化したタイミングである
                                              (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、「ニューズウィーク」


最近数年進行している「悪い円安」
「ニューズウィーク」記事より画像引用)

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2 コメント

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Unknown (osa-michi2016)
2021-09-08 08:58:58
なるほど、このような視点で見てなかったです。参考になりました。
御礼 (慶喜)
2021-09-08 14:19:23
osa-michi2016様

為替は難しいですね。私は「日本・破綻寸前」
藤巻氏著書を読み、ブログに記載し「円安」間違い
ないと思っていました。
それでも1年ほど前110円から104円の円高
になり、ドルを売ってしまいました。
それでもまた107円前後でドルを買いましtた。
今は109円~110円で拮抗していますが
我慢と勝負の兼ね合い難しいですね

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