慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

江戸の文化(山車)

2014年11月21日 | 知識取得
江戸型山車とは

江戸型山車とは、江戸の山王祭・神田祭を中心とした祭礼において引き回されていた山車です
山王権現(現日枝神社)は徳川家の守り神、神田明神は江戸の総鎮守です
山王権現の氏子である麹町は、山王祭に傘鉾を出していました(傘鉾は祇園祭から取り入れる)
吹貫型山車、万度型山車、鉾台型山車と呼ばれる江戸独自のもの出来ました
















山車(ネットより引用)

吹貫型山車
吹貫というのは、竹等を曲げて弓のような形にしたもので、旗の一種です
ほんらい武家の馬印などに使われ、そ時代が下るにつれて大型化し、人の手を離れて二輪の台車に立てて据え付け、牛に引かせました
江戸の大伝馬町と南伝馬町は、明治に至るも同じ内容の吹貫型の山車を山王祭と神田祭の双方に出していました

万度型山車
二輪の車の上に立てられた柱に下から布を垂らした傘、その上に人形や造花等を飾るというものです
「百万度」と書かれた箱を付け、これでお祓いを受けると寺社に百万度お参りした事になります
これを当時の町の力自慢の若者たちがひとりで持って祭礼で練り歩きました
その後、万度を二輪の台車の上に乗せ、牛で引かせるようにした。これが万度型山車の起りです

鉾台型山車
頂上に人形を置き、周囲を幕で飾る。彫刻なども美麗のもので、前山車を引き回しながら神楽囃子を奏でます
江戸型山車について種類があったが、明治に至るまで山王祭と神田祭で引き回されていました
鉾台型山車は、東京以外の関東各地の祭礼に伝播し、現在では川越祭などで引き出されています

山王祭・神田祭で盛んに引き回された江戸型山車
山車を引き回すことは多額の費用がかかり、山車を曳くのは牛と決まっており、その牛を雇うのに費用が必要です
鉾台型の山車1本造るの、現在の料金では、2億5千万円ほどの必要でした
関東大震災や戦災により、山王・神田の山車に関わるもののほとんどはこの世から消滅しました

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 詳細知らずに使っているのも? | トップ | 11月22日練習 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

知識取得」カテゴリの最新記事