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心意気
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「歌集 常しへの道」28(生きることのを考える)

2020年11月10日 | 哲学
🌸「歌集 常(とこ)しへの道」28(生きることのを考える)

 ☆死刑囚が向き合う生と死の静粛なる31文学
 ☆理想社会を目指す若者が陥った「世直しの罠」
 ☆深淵なることばに、目に見えないものを見る
 ☆死刑確定後の短歌からの自選集だ
 *佐佐木幸綱が指導していたという
 *タイトルは旧約聖書から採っている
 ☆著者、坂口弘

⛳「歌集 常しへの道」著者坂口弘のプロフィール
 ☆坂口弘「あさま山荘事件」を引き起こした連合赤軍の元幹部
 *東京拘置所に収監されている死刑囚
 ☆連合赤軍は、60年安保闘争から70年安保へと至る過程で
 *先鋭化していった赤軍派と革命左派が合流して生まれた
 *武装闘争による共産主義革命を唱える
 *山岳ベースでの軍事訓練ののち、坂口を含む5名
 *軽井沢のあさま山荘に立てこもり機動隊と銃撃戦を展開、逮捕された
 *山岳べ‐スで12名もの同志を粛清していた
 ☆日本の社会主義運動は決定的なダメージを受けた
 ☆死刑が確定した坂口だが、言語化しづらいはずの己の内面
 *みごとな短歌ヘと昇華させ、嶽中から数多くの作品を発表している
 ☆「歌集 常しへの道」はその歌集
 *作品の中から選んだ593首で構成されている

⛳「歌集 常しへの道」の概要
 ☆連合赤軍事件に関わる折々の状況が、歌の合間から立ち現れる
 *死刑確定直後の93年
 *阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件に揺れた95年など
 ☆仲間を逃げようのない総括にかける
 *次々と死に追い込む山岳ベースでの地獄を体験した坂口
 *死刑囚となり独房の中で1人
 *何と向き合い、何を思考し続けているのか
 ☆研ぎ澄まされた31文字
 *連合赤軍の間を抱え込んだ坂口弘という人間の
 *深淵なる内側を照らし出す

⛳坂口の歌集

 いつしかダンテになぞらへ
 現代の地獄めぐりせる 
 心地するなり

 耐へられぬ記憶の故に
 どつぷりと記憶に浸り
 耐へてゐるなり

⛳資本主義&社会主義
 ☆資本主義社会が人間性を疎外する大きな問題をはらんでいる
 *共産主義革命も、資本主義以上の地獄絵図をもたらすかも
 *その可能性を連合赤軍事件は突きつける
 ☆性善説によって組み立てられた社会主義
 *「世直しの罠」から逃れられる人はいない
 ☆赤軍派リーダーの森恒夫は逮捕後、拘置所内で自死
 ☆革命左派のリーダーで、 一時期は坂口のパートナー
 *死刑囚の永田洋子は、脳腫瘍のため獄死した
                 (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』


「歌集 常しへの道」28(生きることのを考える)
(ネットより画像引用)

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