慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

歴史と出会う(2)(斎藤隆夫他)

2021年03月28日 | 歴史
🌸 歴史と出会う(2)

⛳頼山陽の真贋
 ☆京都で古本市を見に行った
 *江戸時代の古文書をビニール袋に入れて売っていた
 *頼山陽の書状と思われた物を安価買った
 ☆買ってみると本物であってはしいとの切ない願望が生じた
 ☆頼山陽に詳しい書画商訪ね書状をみせると鳩居堂店主の顔が曇った
 *今、山陽を好まれる若い方少ないんです
 *これ、差し上げますと正真正銘頼山陽の真筆をくれた
 ☆鳩居堂店主は若い私が可哀そうにになったらしい
 *「今は安い。うちには沢山あるから」と店主がいう
 *書状は、驚いたことに頼山陽が鳩居堂の主人をなじる手紙であった

⛳皇族旧蔵品の発見
 ☆古美術店が見せてくれた皇族の品
 *ペンギンの像でデザインはアールデコ
 *この店では、官内省箱に入った御下賜品を扱っている
 ☆筆者はどこの官家から出た物か知りたくなった
 *「調べていいか」ときくと、店主は「助かる」と言う
 ☆アールデコと言えば「朝香官様ではないか」と調べるとその通り
 *朝香官は日本のアールデコ史の金字塔である
 *あのペンギンは日本美術史上、アールデコの記念碑的作品
 ☆店主に電話をかけ、その旨を説明すると店主は、最後にこう言った
 *ペンギン像は、旧朝香官邸の庭園美術館に寄贈する
 ☆筆者は息をのんだ
 *伝来の経緯からしてあのペンギンは数百万円の価値はある
 ☆店主が、庭園美術館に連絡すると学芸員さんが飛んできた
 *学芸員は、館に就職以来20年間これを探していたと述べた
 *ペンギン像があった時の古い庭の写真を見せてくれた

⛳斎藤隆夫の命がけの色紙
 ☆露天の古道具市で、古道具のなかから、史料をあさる
 ☆手に入れた色紙の中に達筆すぎてすぐには判読できなかった
 ☆数日後「第七十五帝国議会去感(きょかん)斎藤隆夫」と読めた
 ☆色紙は命がけで書かれたもの                                                                                          
 *この国の憲政史上の記念物といってよい史料
 *衆議院議員斎藤隆人は歴史に残る国会演説をした
 *政府軍部のすすめる大陸政策はおかしい
 *中国全土を日本は占領できない
 *日中戦争の目的もはっきりしないと斎藤は叫んだ
 ☆時の国会は誤った行いで斎藤を国会から除名
 *斎藤の演説も議事録から削除され、斎藤には脅迫がつづいた
 *自決用の短刀が送りつけられ、斎藤は暗殺を覚悟した
 ☆殺される前に、自分の思いを記そうと色紙に漢詩をしたためた
 *筆者がみつけたのはそのなかの一枚であった
 
子どもと歴史の感動(筆者の生まれた子への思い)
 ☆子どもの心は、きらめくような感動の瞬間の積み重ねで育っていく
 ☆子どもが自然物とふれあって格闘して実感で得られるもの
 *人工的にはお膳立てできないものだ
 ☆筆者は、子ども時代、ひたすら、やりたい放題の生活をおくった
 *親も変わったひとだったから、やらせてくれた
 *こんなことが、いまの私の何になっているのでは
 ☆数学者の岡潔さん
 *子どもには「するどい発見のよろこび」が大切だと述べている
 ☆人類が、知を獲得するための一番良い補助具
 *やはり、発見のよろこびであろうと思う
 ☆筆者は歴史家だ
 *みみずの這ったような字で書かれた古文書の文字のなかに
 *きらめくような、だれもしらない真実をみた瞬間がたまらない
 *いつやってくるか知れぬ、その瞬間のために、生きている
 ☆生まれてきた娘にこれといって教えるものはない
 *感動を知った人にはなってはしい
 *まわりにもその感動をわけてあげられるような人になってほしい
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、「歴史の愉しみ方」








 歴史と出会う(2)(斎藤隆夫他)
(ネットより画像引用)

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