慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

死後の魂(浄土より現世が良い時代の宗教)

2023年01月15日 | 宗教
🌸死後の魂2

日本人にとっての葬儀
 ☆日本の仏教式の葬儀は、二つに分かれる

 ☆1つ目は禅の形式の曹洞宗
 *亡くなった方に僧侶がカミソリを当てるマネをする
 *出家させ戒律を与え、戒名も授ける
 *この方法、臨済宗、平安仏教の天台宗・真言宗、浄土宗まで広がった
 (浄土宗はよくいえば穏健派、悪くいうと体制派)
 ☆2つ目の日蓮宗
 *日蓮宗では戒名のことを法号と呼ぶ
 (男性の場合には日蓮の「日」、女性の場合には「妙」の字を入れる)
 (南無妙法蓮華経の妙の字)
 ☆2つ目の浄土真宗
 *戒名を法名といい「釈何々」とつける
 (女性の場合は「釈」のあとに「尼」と入れて「釈尼○○」が法名)
 ☆日蓮宗と浄土真宗の葬儀の場合
 *「出家、授戒、戒名を授ける」という部分がない

死後の成仏と「追善」
 ☆法然の弟子親鸞が浄土真宗を開く
 ☆親鸞は「他力本願」を説く
 *「他力」とは、 「人の力をあてにする」ということ
 *あてにすべきは、信仰的にいうと阿弥陀仏
 ☆阿弥陀仏が、法蔵菩薩だったとき、48の本願を立てた
 *すべての人を救うという誓いを法蔵菩薩が立てた
 *その中に「十八願」というものがあり
 *念仏を唱えれば必ず救うという誓いです
 ☆菩薩は如来になる手前でとどまっている人
 *如来になると悟りの世界に行ってしまう
 *他の人を救うということはできなくなる
 ☆人々を救済するのが、観音菩薩とか地蔵菩薩などの菩薩
 ☆法蔵菩薩は、自分の願が果たされないうちは
 *自分は如来にならないであらゆる人々を救うと誓った
 *私たちはそれにすがればいい
 *手段としての念仏という位置づけになっている
 ☆儒教的な考え方が入ってくると
 *現世における行ないがよい人は成仏できるが
 *悪い人はできないという発想になる
 *そこで生まれる考え方が「追善」
 ☆「追善」とは
 *亡くなった人がこの世で悪いことをしていたり
 *布施が足りなかった場合でも
 *遺された家族や子孫が、善を追加することで成仏出来る考え
 ☆「追善」は、ポイント制のようなもの
 *ポイントをもらうための法事、法要を繰り返すこと
 *寺にとっては都合がいい
 *寺を経済的に支えていくためのシステムになった
 *「追善」は、お寺にいかにお布施をするかになる

浄土よりも現世がよい世界になっている時代
 ☆多くの日本人は、仏教信者として極楽往生を期待し
 *長年、法事、法要を繰り返し、念仏を唱えてきた
 ☆世の中が変わっていくと
 *そうした信仰にリアリティがなくなってくる
 ☆現代は、生活が豊かになり、飢えも戦乱もない現世
 *現世に生きていることが、それほど苦しくない世の中になった
 *この世よりもいい世界を想像することが難しくなった
 *「極楽往生させてあげる」と言われても
 *「別にいいや」というような気持ちになってくる
 ☆科学が発達し合埋主義というものが生まれて
 *「極楽浄土」そのものも疑わしいと考えるようになる
 *極楽往生するための宗教活動、信仰活動がしにくい時代である

自分の死というものを考えるとき
 ☆「死んで終わり」とするには抵抗感がある
 ☆その為、現役の医師が
 *「死後の世界はある」と記す本が話題になったりする
 ☆浄上教信仰に近い「あの世」に対する考え方
 *形を変えて現代化されている
                        (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『死に方の思想』

                            法蔵菩薩



死後の魂(浄土より現世が良い時代の宗教)
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 皇室の内幕(雅子さまの体調... | トップ | 日本人口減少がトドメを刺す... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

宗教」カテゴリの最新記事