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心意気
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「トレードオフ社会」「アィデンティティ・ポリティクス」

2023年11月21日 | 社会
🌸あとがきにかえて(「神話」解体、最終回)

 ☆「トレードオフ社会」を生き抜くために

新型コロナ禍をめぐる予防と経済の二局面
 ☆わたしたちが生きている現代の社会はとても複雑で多様で
 *さまざまなできごとやものごとが、相互にからみ合っている
 *何かのアクションを起こすと、たいていの場合は思わぬ余波を生む
 *「こちらを立てればあちらが立たず」英語で言えばトレードオフ
 ☆21世紀の社会は、「トレードオフ社会」なのだ
 *トレードオフ社会の典型的なケースは、新型コロナ感染症だった
 *感染を抑制しようとすると、経済がまわらなくなってしまう
 *経済をまわそうとすると、今度は感染が拡大してしまう
 ☆現実のトレードオフ社会
 *パワー同士がバランスをとっている状態が求められている
 *このようなパワーバランスは、見ようによっては
 *とても中途半端な状態なので、だから安易に批判された

⛳トランスジェンダーをめぐる弱者と強者の絶対性
 ☆今年、成立したLGBT理解増進法についての議論
 *与野党の協議で、以下の文言が加えられ、これが論争になった
 (「性自認を理由とする差別は許されない」)
 *論争になった理由「性自認イコール性別」
 ☆「性自認イコール性別」とは
 *性転換手術などを受けていなく、男性器がある人でも
 *「自分は女性である」という認識を持つ人なら「女性として扱う」こと
 ☆欧米ではこの「性自認イコール性別」を法制化する動きがある
 *一部の国では、法制度になっている国もある
 ☆英国では、女性をレイプした男性が
 *「自分はトランスジェンダーの女性である」と訴え
 *女子刑務所に移送されるというできごとが起きている
 *シス女性が、不安を感じるのは当然だ
 ☆新聞は、この女性の権利との衝突への懸念
 *「保守派の反発」「新たな差別」と一蹴した
 ☆シス女性への配慮が、「新たな差別」になってしまうのか
 *トランスジェンダーを絶対的な弱者として配置し
 *弱者への異論はすべて「差別」と見なすという発想に疑問を感じる
 *トランスジェンダーとシス女性のパワーバランスを調整するという
 *発想が、完全に欠けている
 ☆「だれが強者か」「だれが弱者か」を
 *固定的に決めつけてしまうことには問題が多い
 *パワーバランス思考が取り入れられなければならない

分断を進めたアィデンティティ・ポリティクス
 ☆左派は、日本でも欧米でも、社会主義を拠り所にしていた
 *かつては労働者の味方だった
 *左派は、1990年代に入ると労働者の味方であることを辞め
 *女性や障がい者、少数民族などマイノソティの権利を擁護する 
 *アイデンテイテイ、ポリテイクスへと舵を切っていく
 *このような流れは欧米で始まり、日本にも波及した
 *左派が労働者の味方をしなくても、経済成長で労働者は豊かになった
 ☆欧米の経済成長は金融とITでふたたび軌道に乗った
 *戦後の成長で豊かになっていた労働者
 *仕事を失って貧困層へと転落していったのである

アイデンティティ・ポリティクスに傾斜していた左派
 ☆アイデンティティ・ポリティクス
 *女性やトランスジェンダーや障がい者や少数民族といった
 *マイノリティを擁護するところからスタートしている
 ☆アイデンティティ、ポリティクスが表舞台に出過ぎたせいで
 *アメリカではかつては強者だった白人男性の権利が無視され
 *社会の分断を広げる結果を招いてしまっている
 ☆日本でも同じである
 *弱者化している中年男性の権利が
 *左派のアイデンティティ・ポリティクスではほぼ無視されている
 ☆社会の統合を取り戻すためには
 *アイデンティティ・ポリテイクスを乗り越える必要がある
 ☆21世紀のトレードオフ社会に適合した
 *パワーバランス視点の重要性がまさに浮上してきている
 ☆社会をふたたび統合し、社会をどう維持し、どう改良するのか
 *建設的な姿勢がこれからは必要だ
 *古くさい「右派と左派」でなく、健全な議論軸が新たに求められている
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「神話」解体』




「トレードオフ社会」「アィデンティティ・ポリティクス」
(ネットより画像引用)

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