🌸仏教がヒンズー教に負けた理由
⛳神々の交代劇
☆バラモン教の神話的な世界は、典型的な多神教である
☆バラモン教の神話的な世界は、典型的な多神教である
*天界の神ヴァルナ、火の神マグニ、神酒の神ソーマ
*太陽神スーリヤ、契約の神ミトラ、英雄神インドラ等
☆一神教の世界においては
☆一神教の世界においては
*世界を創造した創造神が絶対的な存在として崇拝され
*それは基本的に名前をもたない神である
☆多神教の世界、神々には固有の名前が与えられる
*固有の特性によって区別されている
*しかし、神々に決定的な上下関係があるわけではない
*ヴァルナもバラモン教が発展で、その中心的な地位を失っていく
*多神教の世界では、神々の役割の交替や混清の現象頻繁に起こる
☆神話と祭儀の結びつき
*バラモン教にのみ見られるものではない
*あらゆる宗教に見られる普遍的なものである
*バラモン教も神を祀るための宗教である
☆バラモン教に固有のこととして苦行者の登場
☆バラモン教に固有のこととして苦行者の登場
*苦行者は森に隠棲して隠者としての生活を送り
*「タパス」と呼ばれる苦行を実践した
*その苦行のなかには断食や不眠の行
*あるいはエクスタシーをもたらす物質の摂取などが含まれた
☆インドにはその後、釈迦やヨーガの行者など
☆インドにはその後、釈迦やヨーガの行者など
*苦行を実践する人間が次々と現れた
*伝統は現代にまで引き継がれている
*そのはじまりはバラモン教の時代だった
⛳生きることは苦である
☆苦行者は個人としての救済を求めるなかで
⛳生きることは苦である
☆苦行者は個人としての救済を求めるなかで
*哲学的な思索を展開していく
*個人としての実体は存在しないとする
*「無我」の考え方が強調された
☆仏教もこの一点においてバラモン教を引き継いだ
*バラモン教を引き継いだヒンズー教とは区別されるが
*仏教のなかでも密教は個我の実在を説く実在論の立場に立ち
*その点でバラモン教に近いが、その関係は複雑である
☆古代ギリシアなどにも輪廻の考え方は見られる
☆古代ギリシアなどにも輪廻の考え方は見られる
*インドでは生きること自体が苦と見なされており
*その点は特異で、マニ教の考え方はこれに近い
☆中国にもインドから輪廻の考え方が伝えられる
*現実の世界を生きることを必ずしも苦ととらえない中国の人々
*インド的な輪廻の思想は受容しなかった
*それを変容させ、浄土教に見らる来世信仰を作り上げていく
☆輪廻のくり返しから逃れるための解脱の方法として開拓された
☆輪廻のくり返しから逃れるための解脱の方法として開拓された
*「ヨーガ」の技法 で、バラモン教から生まれた宗教的な実践だった
☆バラモン教の発展としての2つの叙事詩
*「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」の存在
☆バラモン教の発展としての2つの叙事詩
*「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」の存在
*2つの叙事詩は、仏教が誕生する前の時代に完成していた
*基本的には王国の支配をめぐる対立を描いた世俗的な物語
*各地を遍歴する吟遊詩人によって語り継がれた
*基本的には王国の支配をめぐる対立を描いた世俗的な物語
*各地を遍歴する吟遊詩人によって語り継がれた
*そのなかには神々の物語も含まれている
(敬称略)
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』
ヴァルナ
『ヴァルナ』『タパス』『無我』『輪廻』『アーリア人』『叙事詩』
(ネットより画像引用)
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