○松藤(しょうとう)
日本の各地、朝鮮半島の南の済洲島に分布するモクレン科の落葉つる性低木、マツブサ(Schisandra repanda)の蔓や葉を用いる。日本の固有種のため、中国名はなく、中国の松藤とは関係がない。
樹皮はアカマツに似て、蔓を折るとマツヤニに似た匂いがする。晩秋に果実がつる性の茎にブドウの房のように垂れ下がるため、マツブサ、松藤といった名前がある。
蔓や葉には精油成分のボルネオール、βピネン、セスキテルペンなどが含まれている。一般に薬湯料として用いられ、皮膚を刺激して血行を改善する作用があり、湯冷めしにくく、リウマチや神経痛、腰痛などの痛みを和らげるといわれている。黒く熟した実は酒に漬けて果実酒として利用されている。
日本の各地、朝鮮半島の南の済洲島に分布するモクレン科の落葉つる性低木、マツブサ(Schisandra repanda)の蔓や葉を用いる。日本の固有種のため、中国名はなく、中国の松藤とは関係がない。
樹皮はアカマツに似て、蔓を折るとマツヤニに似た匂いがする。晩秋に果実がつる性の茎にブドウの房のように垂れ下がるため、マツブサ、松藤といった名前がある。
蔓や葉には精油成分のボルネオール、βピネン、セスキテルペンなどが含まれている。一般に薬湯料として用いられ、皮膚を刺激して血行を改善する作用があり、湯冷めしにくく、リウマチや神経痛、腰痛などの痛みを和らげるといわれている。黒く熟した実は酒に漬けて果実酒として利用されている。