○マテ茶
マテ茶は、南米(パラグアイ、ブラジル西部)原産のモチノキ科の常緑低木であるゼルバマテの葉・茎を用いた健康茶である。南米土着のインディオたちが400年以上も健康茶として飲み続けてきたもので、今ではブラジルをはじめ南米各地で愛飲されている。カフェインが少ないので、飲みすぎても胃を刺激しないので、子供向きのドリンクにも格好である。
グリーンマテ(緑茶タイプ)とローストマテ(焙じ茶タイプ)があるが、ビタミンCと葉緑素以外の成分(ビタミンA、B1、B2、鉄、カルシウム、食物繊維、脂肪代謝を促すコリン)は、どちらも遜色がない。成分として注目されるのは、マテ茶に特有のマイテンというアルカロイドで、自律神経を刺激して心身を活動的にし、健胃・整腸作用、肥満防止も期待できる。一方、神経の興奮を抑制する働きもあって、ストレスによるイライラや二日酔いにも効果を表す。
機能性の研究では、ノーベル医学賞受賞者のウーサイによる造血作用、美肌作用、消化液の分泌促進作用、グリコーゲン産生と疲労回復効果などに関する報告がある。また、川上美智子(シオン短期大学)は、マテ茶のタンニンがデンプン分解酵素アミラーゼ作用を阻害、体脂肪を減少させ、便秘を解消すると発表している。活性酸素を消去するSOD活性も高い。
○シジュウム茶
南米(ブラジル、ペルー、コスタリカなど)原産でフトモモ科の落葉小高木シジュウムは、古くからインカ帝国のインディオが栽培して甘酸っぱい果実を食用にし、皮膚病の薬にも使っていたといわれる。その葉を干して粉末にしたお茶は、見かけは黄色みの強い粉茶の感じで少々抵抗のある薬臭さが気になるが、飲んでみると苦味も味の悪さもない。
シジュウムの葉にはミネラル(鉄、カルシウム、リン、マグネシウムなど)やビタミンC、タンニンも含有されているが、抽出エキスには、アレルギー性症状を引き起こす原因となるヒスタミン遊離を非常に強く抑制する作用があるため、花粉症に効果的であるほか、入浴剤として使用するとアトピー性皮膚炎、湿疹、老人性皮膚掻痒症などによるかゆみを抑える作用がある。
ラットへのエキス投与実験では、この作用を立証するデータが得られたという。またあらゆるタイプのアレルギーに有効性があると発表している。シジュウム属には50~70種の植物が数えられ、グァバ茶として知られるグァバもその一種で、その性状や成分には非常に似通ったものがあることは興味深い。
マテ茶は、南米(パラグアイ、ブラジル西部)原産のモチノキ科の常緑低木であるゼルバマテの葉・茎を用いた健康茶である。南米土着のインディオたちが400年以上も健康茶として飲み続けてきたもので、今ではブラジルをはじめ南米各地で愛飲されている。カフェインが少ないので、飲みすぎても胃を刺激しないので、子供向きのドリンクにも格好である。
グリーンマテ(緑茶タイプ)とローストマテ(焙じ茶タイプ)があるが、ビタミンCと葉緑素以外の成分(ビタミンA、B1、B2、鉄、カルシウム、食物繊維、脂肪代謝を促すコリン)は、どちらも遜色がない。成分として注目されるのは、マテ茶に特有のマイテンというアルカロイドで、自律神経を刺激して心身を活動的にし、健胃・整腸作用、肥満防止も期待できる。一方、神経の興奮を抑制する働きもあって、ストレスによるイライラや二日酔いにも効果を表す。
機能性の研究では、ノーベル医学賞受賞者のウーサイによる造血作用、美肌作用、消化液の分泌促進作用、グリコーゲン産生と疲労回復効果などに関する報告がある。また、川上美智子(シオン短期大学)は、マテ茶のタンニンがデンプン分解酵素アミラーゼ作用を阻害、体脂肪を減少させ、便秘を解消すると発表している。活性酸素を消去するSOD活性も高い。
○シジュウム茶
南米(ブラジル、ペルー、コスタリカなど)原産でフトモモ科の落葉小高木シジュウムは、古くからインカ帝国のインディオが栽培して甘酸っぱい果実を食用にし、皮膚病の薬にも使っていたといわれる。その葉を干して粉末にしたお茶は、見かけは黄色みの強い粉茶の感じで少々抵抗のある薬臭さが気になるが、飲んでみると苦味も味の悪さもない。
シジュウムの葉にはミネラル(鉄、カルシウム、リン、マグネシウムなど)やビタミンC、タンニンも含有されているが、抽出エキスには、アレルギー性症状を引き起こす原因となるヒスタミン遊離を非常に強く抑制する作用があるため、花粉症に効果的であるほか、入浴剤として使用するとアトピー性皮膚炎、湿疹、老人性皮膚掻痒症などによるかゆみを抑える作用がある。
ラットへのエキス投与実験では、この作用を立証するデータが得られたという。またあらゆるタイプのアレルギーに有効性があると発表している。シジュウム属には50~70種の植物が数えられ、グァバ茶として知られるグァバもその一種で、その性状や成分には非常に似通ったものがあることは興味深い。