JR東海 東海道本線 磐田駅《北口》 (静岡県磐田市中泉)
令和4年10月30日日曜日。静岡県に出掛けてきた。いや、静岡県はまだ旅の途中である。ここまでの列車内では仮装の人たちを見掛けた。万聖節前日のHalloweenの風習は映画『E.T. The Extra-Terrestrial』(1982)で知ったが、アメリカの子供さんがお化けなどの仮装をして近所の家を訪ねてお菓子を貰う行事だと認識している。それとは違う気がする。さて、東海道本線の磐田で下車する。
駅頭の様子
善導寺の大樟
駅前には大きな木が植わっている。樹齢は推定約700年。善導寺の境内にあったが、昭和42年にお寺は移転する事になり、大樟だけが残される事になったそう。
ABホテル 磐田 (静岡県磐田市中泉)
静岡県に来たのはこちらのホテルに泊まるため。同ブランドのホテルは目的地付近にもあるけど、こちらの方が料金が安かったので静岡県内に泊まる事にした。ホテルウェブサイトからの予約で当日限定のプランが4,600円。三河豊田のホテルに泊まった時に作ってもらったポイントカードが100ポイントを超えたので今回使わせてもらう。宿泊代金が1,000円割引されて3,600円となった。
客室の様子
木更津のホテルではテレビ画面で動画サイトが見られたが、ここは見られない。
客室からの眺め
駅はすぐそこ。駅と宿しか往復しないので最良の立地。
特別企画乗車券「休日乗り放題きっぷ」(2,720円)
今日は新松田まで小田急線で行き、乗換駅の松田より御殿場線、東海道本線で磐田にやって来た。松田からは特別企画乗車券「休日乗り放題きっぷ」を利用。単純に片道利用では松田-愛野間だと普通運賃(2,640円)の方が安いが、西隣の袋井までだと普通運賃(3,080円)となり「休日乗り放題きっぷ」の方が安い。松田-磐田間の普通運賃も3,080円である。360円安く利用出来た。「休日乗り放題きっぷ」は西は豊橋まで利用出来、松田-豊橋間の普通運賃(3,740円)と比べて1,020円も安くなる。東海道本線(熱海-豊橋間)、御殿場線(全線)、身延線(全線)が乗降自由で、往復で利用すればもっとお得である。特急〔ふじかわ〕等の在来線特急には別途特急券を購入して利用出来るが、新幹線は利用出来ない。また利用出来るのは土曜・休日と年末年始(12月31日~1月3日)で、平日は利用出来ない。
宮崎県霧島の天然水1020ml(148円) サッポロビール 静岡麦酒350ml(230円)
桃中軒 御弁当(幕の内弁当)(880円)
沼津で御殿場線から東海道本線への乗り換え4分の間にお弁当を買った。東海道本線の普通列車にクロスシート車両が入ったので、乗り合わせたらお弁当を食べようと思ったが、乗った列車はどれもこれも窓を背にしたベンチシート(ロングシート)でお弁当を食べるという感じではない。もうホテルで食べようと、駅前のファミリーマートで麦酒も買ってきた。
経木の折のお弁当
わさび漬が入ってます♪ これまで令和4年10月30日撮影
汽車弁当は汽車で食べた方がよろしかろうが、ホテルで食べても美味しい。食後は大浴場?で汗を流す。昼食が遅くなったので、夜はセブン-イレブンでサンドイッチを買ってきて済ませる。以前、東海道を歩いて旅した時に見附宿、すなわち磐田のお蕎麦屋さんで昼食にかつ丼を食べた。お店は今日のホテルの近くにあったはずだが見当たらない。御止めになったのか、記憶違いか。就寝する。
朝食バイキング これより令和4年10月31日撮影
令和4年10月31日月曜日。磐田のホテルで起床する。朝食は無料で利用出来る。美味しくいただくが、ちょっと飯が柔いのう。納豆・玉子で掻きこむから柔い方がいいか。
食後にコーヒー
ごちそうさまでした。
快適なホテルをチェックアウトする
大浴場?があって朝食もあって、お得に泊まる事が出来た。
駅に到着
磐田と言えば…
東海道本線で磐田を出発
乗車券 磐田 ➡ 豊橋(860円)
昨日のうちに買っておいた切符で入場する。浜松行に乗車するが、車内で急病人がという事で出発しない。救急車の音が聞こえる。15分程の遅れで出発して13分遅れで浜松に到着。乗り換える予定だった列車は出発しており、次の豊橋行の列車に乗り換える。ここまでロングシートの車両だったが、ようやくクロスシートの車両となる。次の下り列車の接続を取って出発。
浜名湖を行く (舞阪-弁天島)
もうすぐ愛知県 (鷲津-新所原)
新所原を出たところで静岡県より愛知県、旧分国で言うと遠江国より三河国に入る。
JR東海 東海道本線 普通 939M列車 [313系J3編成] (豊橋)
東海道本線で豊橋に到着
東海道本線 普通 739M 磐田(9:30)→浜松(9:41) クハ210-5048
東海道本線 普通 939M 浜松(10:01)→豊橋(10:36) クハ312-412
◆磐田-豊橋間の運賃860円
豊橋駅には名古屋鉄道がやってくる
豊橋駅で出場して、隣接する新豊橋駅へ。思いの外に新豊橋駅へ向かう人たちが多い。
豊橋鉄道 渥美線 新豊橋駅 (愛知県豊橋市花田町西宿)
列車の出発時刻が迫っている。簡易改札機にSuicaをタッチして入場する。豊橋鉄道では交通系ICカードが利用出来る。
豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (新豊橋)
改札に近い車両は混雑している。先頭車両に空席を見つけて腰掛ける。列車は終点の三河田原行。ここで田原の読みが「たはら」だと判る。「たわら」でも「たばる」でもない。
渥美線で新豊橋を出発
愛知大学前に到着。乗客の多くが下車する。学生さんの通学で混んでいたのか。その先の車窓には公園の馬場に馬の姿も見える。
視界が開けてきた (大清水-老津)
豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (杉山)
渥美線は単線で、頻繁に対向列車と交換する。
山も見える (やぐま台)
渥美半島を列車は走るが、海はほとんど見えない。田原湾がチラッと見えたくらいか。勝手に平坦だと思っていたが、起伏のある地形となっている。
豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (三河田原)
渥美線で三河田原に到着
渥美線 普通 新豊橋(10:45)→三河田原(11:20) 1805 運賃520円
終点の三河田原に到着。これで渥美線乗りつぶし完了。
車止め
豊橋鉄道 渥美線 三河田原駅 (愛知県田原市田原町東大浜)
駅舎は新しい。平成25年の新築移転。
駅頭の様子
伊良湖方面へのバスが発着
伊良湖からはフェリーで鳥羽へ行く事が出来る。「豊橋・鳥羽割引きっぷ」(2,700円)が発売されており、豊橋鉄道、豊鉄バス、伊勢湾フェリーを利用出来る。今日は田原で折り返すけど、伊勢湾を渡ってお伊勢参りに行きたい。
駅前にはABホテル
田原にもABホテルが。ここに泊ってもよかったが、早く宿に入りたいのと、宿泊料金で磐田に決めた。旅程を考えると豊橋泊が最善だが、割引前で四千円台の料金の魅力に勝てなかった。田原に泊っても駅前にはコンビニエンスストアが見当たらない。少し行くと大きな商業施設がある。お金を下ろしたくて自分の口座のある銀行のATMを探すが無い。三菱UFJ銀行の支店があるのは東海銀行だったからか。手数料がもったいないので何もせず駅に引き返す。豊橋に戻って下ろそう。
出札口と改札口
日中は15分間隔と運転本数は多い。
豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (三河田原)
新豊橋方を望む
渥美線で三河田原を出発
豊橋鉄道 渥美線 普通列車 [1800系] (新豊橋)
渥美線で新豊橋に到着
渥美線 普通 三河田原(11:47)→新豊橋(12:22) 2809 運賃520円
新豊橋が近づくと乗客は多くなってきたが、往路ほど混雑する事なく新豊橋に到着した。
車止め
改札口と出札口
豊橋鉄道には渥美線の他にも路線がある。新豊橋駅とは別の乗り場へ向かう。
JR東海 東海道本線 豊橋駅《東口》 (愛知県豊橋市花田町西宿)
次に乗るのはこちら
路面電車である。その前に探していた銀行が駅前にあったので立ち寄る。
この電車に乗る
豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ780形] (駅前)
後で知ったが、もとは岐阜市内を走っていた名古屋鉄道の路面電車で、平成17年の廃止に伴い豊橋鉄道に譲渡された車両。運賃箱の読取部にSuicaをタッチして乗車する。運賃は180円で全線均一。ところで停留場の名前は「豊橋駅前」ではなく「駅前」。豊橋以外の駅に接続しないので問題ないのだろうが、何とも潔い。
センターポール化した架線柱 (市役所前-豊橋公園前)
市内線営業所の留置線に電車が停まっている (競輪場前)
競輪場前から終点までは単線となる (競馬場前-井原)
架線のために上空が蜘蛛の巣のように張り巡らされている様も嫌いじゃない。
直進方向の本線と分かれ、右折して支線に入ってゆく (井原)
豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ780形] (運動公園前)
東田本線で運動公園前に到着
東田本線 普通 駅前(12:45)→運動公園前(13:09頃) 787 運賃180円
岩田運動公園 (愛知県豊橋市岩田町)
路面電車のもう一つの終点、赤岩口に向かうのだが、せっかくなので公園に入ってみる。
豊橋市民球技場
豊橋市民球場
水神池
それでは公園をあとにして赤岩口電停に向かう。地図で見ると近そうだが真っ直ぐ行く道はなく、狭隘な道路を抜けて多米街道という県道に出る。
豊橋鉄道 赤岩口車両区 (愛知県豊橋市東田町井原)
豊橋鉄道 東田本線 赤岩口停留所 (愛知県豊橋市東田町井原)
車両基地の前の県道に電停はあった。
豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ3500形] (赤岩口)
次に乗るのは東京都交通局荒川線で走っていた都電の車両である。
車両基地からの車両は、電停とは反対側に出て、スイッチバックして電停に入る。大正14年に開業した豊橋の路面電車だが、赤岩口まで開業したのは昭和35年。井原から分岐する形で運動公園前までの支線が開業したのが昭和57年とそちらは比較的新しい。
東田本線で赤岩口を出発
運動公園前への支線と合流
これで東田本線の乗りつぶし完了。同時に豊橋鉄道全線の乗りつぶしも完了する。途中の東田電停には安全地帯がない。プラットフォームがないから道路から直接電車に乗り降りする事になる。広電だと小網町電停だな。
豊橋市公会堂 (札木-市役所前)
東海道と交差 ※窓ガラスに焦点が合っていてすみません><
国道1号ではなく、旧東海道。かつて日本橋から東海道を歩いて旅して(宮宿までしか行ってません)、ここで路面電車を見掛けたが、それから十何年もして電車に乗っている。ちなみに江戸期は磐田は見附宿だったが、豊橋は吉田宿である。
札木停留所付近
停留所の名称が宿場町らしい。
豊橋鉄道 東田本線 普通列車 [モ3500形] (赤岩口)
駅前に戻ってきた。
東田本線 普通 赤岩口(13:51)→駅前(14:15頃) 3503 運賃180円
それでは少し遅くなったが昼食にする。豊橋で食べたいものがある。
酒[1合](500円)
昼下がりのうどん屋で一盞。
豊橋カレーうどん(1,050円)
カレーうどんが食べたかったのだ。つゆがはねるので紙エプロンも用意してある。
麵はこんな感じ♪
だしの効いたうどん屋さんのカレーうどん。実に旨い。カレーうどんを食べる事はあまりないが、こんなに美味しいものだったのか。今まで食べた中で一番美味しい。
うどんを食べ終わった…
豊橋カレーうどんには仕掛けがある。
丼の底からご飯が!
漬物を投入する!
豊橋カレーうどんは二段仕掛けなのだ。うどんも美味しいが、ご飯ももちろん美味しい。大盛りにすればよかった。ごちそうさまでした。エプロンにはねずに食べ終えた。
玉川うどん 豊橋広小路本店 (愛知県豊橋市広小路)
会計の際に美味しかった旨を伝える。豊橋カレーうどんはご当地グルメで誕生したまだ新しい料理。明治42年創業のうどん屋さんで、もともとの豊橋のうどん「にかけうどん」も食べてみたい。また豊橋に来なければ。 (つづく)